(2024.7.15 更新)
朝顔や首元凛と雨上がり
処暑が過ぎても猛暑の毎日ですが、昨夜の雨で今朝は漸く涼しくなり、爽やかな秋の気配になり、ほっとしています。
(2022.6.19の記事)
先日、コスモスが庭の片隅に早くも一輪咲いていましたが、今朝、庭に出てみると、朝顔が一輪咲いていました。
朝顔は夏の花だと思っている方もいるでしょうが、「コスモス」も「朝顔」も「秋の季語」とされています。
奈良の「般若寺」はコスモスと紫陽花が6月末まで見頃だそうです。
朝顔の俳句といえば、加賀千代女の「朝顔に釣瓶とられて貰らひ水 」が有名ですが、現代は水道が充実し井戸水は殆ど使われなくなっているので若い世代にはこの俳句の面白さはピンとこないかもしれません。
「花と緑と水の街」の我が街ニュータウンは、水資源に恵まれ、水道水も井戸水に劣らぬ美味しさがあります。今は亡き愛犬チュヌが公園で水道水を遣るとゴクゴクと美味しそうに飲んだ姿を思いだします。
御多聞に洩れず高齢化による世代交代が徐々に進んでいますが、世代間交流も推進されているようです。
散歩していると、街のあちこちにリフォームや建て替え工事など、街の新陳代謝の風景が見られます。
そこで、拙句を口遊みました。
今朝の庭朝顔一つ艶やかに
朝顔や遠き宅地の槌の音
ウクライナには槌音ならぬ爆弾の音が今も響いているのでしょうか?
ウクライナ戦争が停止され、ウクライナの街の再建が開始される日が速やかに来ることを祈っています。
「究極の愛・ラブを!(Ultimate LOVE!)」をご覧下さい。
「自己実現」や「世界平和実現」の指針とすべき言葉24語の頭文字を「LOVE」に当てはめています。
「歳時記」(俳誌のサロン)の「朝顔」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細や解説は青色文字(季語や解説記事など)をタップ(クリック)してご覧下さい。
(朝顔1)
路地に朝顔アメリカにエノラ・ゲイ
(池田澄子)
(注)「エノラ・ゲイ」とは、広島に原爆を投下した米軍爆撃機「B-29」の機名です。
(朝顔2)
朝顔や勝手口までよく見えて
(笠学)
(朝顔3)
朝顔の咲いて園児を欺かず
(渡邉春生)
(朝顔4)
朝顔や双子乗せゆく乳母車
(わかやぎすずめ)
(朝顔5)
朝顔を咲かせ余生を楽しめる
(上原恒子)
(朝顔6)
手術日のあさがほひとつ咲いてをり
(竹下昌子)
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