「初夏」のコロナ俳句

      

(2023.5.8更新)

新型コロナウイルス感染症のこれまでの位置づけ「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」が、令和5年5月8日から「5類感染症」になりました。

   

俳句《涼し》死の話」や「言葉の力・俳句の力《癒し》をご覧下さい。

  

初夏に打ちひしがれし旅心

  

掲句はやるせない薫風士のコロナ俳句です。「初夏」の読み方を「はつなつ」と「しょか」の何れにするかは、「5-7-5」のリズム次第です。

 

松尾芭蕉の俳句を英訳しているので花見がてら江東区芭蕉記念館を訪ねようと思っていましたが、新型コロナウイルス変異株の感染拡大防止のための3度目の緊急事態宣言の実施で上京できなくなりました。

このようなコロナ禍の非常事態に何故オリンピック開催を推進しているのでしょうか? 

何故、新型コロナ変異ウイルスの感染拡大が完全に沈静化するまで延期出来ないのでしょうか?

 

事情は全く違いますが、太平洋戦争を止められなかった当時のことを想起せざるを得ません。

オリンピック開催推進派の指導者の配下の渦中の人々には物が言えないとか、客観的に判断できなくなっている方が多いのでしょうか? 

  

庭手入れ朧になりし飛行雲 (コロナ禍不急の五輪開催の是非)」や「ウイルスの根絶祈る初御空 (俳句と川柳)」をご一読下さい。

  

コロナ禍とは無関係ですが、「歳時記(俳誌のサロン)」から、心情的に多くの方々が共感するのではないかと思われる俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

  

初夏1

消息の届けば安堵初夏の旅  

        (稲畑汀子)

  

初夏2

初夏の昼わがワールドの六畳間 

        (北上良一)

  

初夏3

まだ捨てぬ渡佛の夢や初夏の風 

        (能勢栄子)

  

初夏4

歩かうよ初夏の太陽浴びながら 

        (稲畑汀子)

  

初夏5

受診待つ窓初夏のちぎれ雲   

       (岡井マスミ)

  

この記事を書いているテーブルの隣で妻が孫の為に自慢のチーズケーキを作り始めました。 

 

初夏や妻手作りのケーキの香  

         (薫風士)

  

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