今日は花冷えですが、先日、夏日と言える春爛漫の「西宮市北山緑化植物園」を句友と訪ね、吟行をエンジョイしました。
北山緑化植物園には満開の見事な桜や多種多様な花があり満足しましたが、残念ながら、温室は改装の為か閉鎖中でした。
俳句会で共感を呼んだ拙句は「熊ん蜂」などの写生句でしたが、ウクライナの人々に思いを馳せて詠んだブログ用の拙句などを掲載します。
(ブログ用の拙句には「季重なり」の俳句がありますので、例句の参考としてはご注意下さい。)
「歳時記」や「575筆まか勢」の例句は拙句の青色文字の季語(青色文字が記事にリンクしている場合はその記事の中の季語)をクリック(タップ)してご参照下さい。
写真をタップ・拡大して疑似吟行をして頂ければ幸いですが、是非とも、素晴らしい緑化植物園を訪ねて直にお楽しみ下さい。
園入れば花爛漫に息を呑む
青と黄の園児の帽子花の舞
削岩機手にする背へ花の舞
余念なき園の補修や花曇
読み違ひみどりをみとり花の園
纏ひ付き逃げ飛ぶ速さ熊ん蜂
(薫風士)
「花の下ウクライナ旗と童像(写真・俳句)」でも述べようにウクライナの国旗の色は青と黄の二色なので、「向日葵」(ウクライナの国花)や「チューリップ」(トルコの国花)を用いて、紛争が速やかに終わることを祈り、ウクライナを応援する俳句を詠みました。
花の黄色と葉の青を重ねて比喩的に詠んだ応援句の心算です。
比喩の俳句としては強引過ぎですが、和平を求める思いの強さとして、ご容赦下さい。
菜の花の爛漫として夏日かな
夏日とて向日葵は未だ緑化園
青と黄の園児に注ぐ花の舞
菜の花に馳せる思ひやウクライナ
求めしは黄のチュ―リップ緑化園
(薫風士)
「梅東風や届け世界にこの思ひ」で訴えたように、日本国憲法前文の理念は世界平和を望む国国の共通の理念としてNATO本来の理念でもある筈ですから、その精神に則ってロシアとウクライナ両国大統領が歩み寄り、「向日葵」が咲く真夏日頃までには和平が成立することを祈っています。
恒久的な平和は、「『花祭』の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》」で述べた提言が受け入れられた時に実現されるでしょう。
「緑化園」のみならず、「梅園」や「手作りの庭」などの手入れと同じように、「平和な社会」も手入れをしなければ維持できません。
「俳句HAIKU」も日々・折々に更新したいと思っています。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。