俳句《風花》

   

2024.1.9 更新

政治家の軽き言葉や風花す

庭手入れちらほらほらと風花來

風花やバレンタインの陽に光り

風花を真横に飛ばす疾風かな  

     (薫風士)

  

プーチン大統領専制下のロシア軍のウクライナ侵攻による戦争はトルコ・シリアの大地震にも停戦することなく残念ながら和平の兆しはありません。  

2022年の3月に、ウクライナ紛争について「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、書いた記事:血に染むなドニエプルてふ春の川」や「梅東風や届け世界にこの思ひ」、春一番この発言はおぞましき」などをご覧下さい。

   

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(写真1)

2021.1.27 NHK-TVニュース画面(一部分)

  

   

 (写真はタップ・拡大してご覧下さい。)

  

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(写真2)

「カラー図説日本大歳時記」

季語「風花」の解説(一部分)

  

  

(青色文字をタップするとその記事をご覧になれます。)

      

風花や地球は一つ永久の旅

米科学誌「原子力科学者会報(BAS)」は23日、「終末時計」が「気候変動や核問題」で「残り100秒」と1947年の開始以来最も「終末」に近づいたと、発表しました。

  

風花やコロナウイルス蔓延りて

新型コロナウイルス発生から1年経ちましたが、感染拡大が収まりません。

  

コロナ禍や風花のごと人は逝き

新型コロナウイルスの全世界感染者数が1億人を超え、死者は2百万人を超えました。

     

風花や老は順縁諾ひて

菅首相の忘年会問題の是非とコロナ拡散防止対策緊急提言」をご一読下さい。

   

風花を老は家居に愛でてをり

大寒の俳句(コロナ禍の緊急事態宣言・国際同盟に思うこと」参照。

    

風花やコロナフレイル憂ふ日々

ワクチン接種が3月頃に開始されても、まだまだ普及しません。「まんぽ俳句」を口遊みながら漫歩して、コロナ禍を凌ぎましょう。

  

風花に除疫を祈る家居かな

吟行に除疫祈るや梅雨晴間 (俳句と写真)」をご覧下さい。

   

政治家の言葉の軽さ風花す

「政治談議(2):<政治家の「字面」軽視=外交音痴>」をご覧下さい。

   

コロナ禍の風花愛づや冬の虹

ブログ用に季語を2コ(季重なり)にした創作・空想俳句です。実際の冬の虹はコロナ禍の寒中見舞い冬の虹(嵐山の冬の虹)」をご覧下さい。

     

風花や愛犬偲ぶ居間の窓

 愛犬チュヌは2018.10.16に亡くなりました。愛犬「チュヌ」の追悼句をご覧下さい。暖かいお悔やみありがとうございました。

   

掲句10句は薫風士の「緊急事態宣言下の思い」を詠んだものですが、「ウイルスの根絶祈る初御空 (コロナ俳句川柳特集2021年元旦)」もお慰みになれば幸いです。

  

「歳時記」や「575筆まか勢」から目についた俳句や病気などに関連する俳句を気の向くままに引用・掲載させて頂きましたが、掲出句はコロナとは全く無関係です。

誤解されませんように  

   

(青色文字「風花」をタップすると、「風花」の俳句を1,000句以上ご覧になれます。)

     

風花1)100句  

風花に風鐸の鳴る多宝塔   

        (木村てる代

  

風花の中来て面会五分間

       (山田暢子)

    

風花2)100句

風花やショパンのソナタ一人聞く 

        (池尻足穂)

    

風花や母を看とりて朝迎ふ 

        (大塚禎子)

 

風花3)100句

駅長の指差確認風花す   

       (三遊亭金遊)

     

風花や散骨を言ふ人とゐて 

        (園多佳女)

    

この俳句の作者は「祇園の多佳女」と何か所縁のある方でしょうか? ご存じの方から、何らかのコメントを頂けると幸甚です。

    

風花4)100句

室内に産着干しあり風花す  

       (羽根田和子)

   

風花や友の訃報のひそやかに

         (中島静子)

   

風花5)100句

風花へ両手広げて子が走る  

         (須永トシ)

  

査問会舞ふ風花を誰も見ず  

        (伊藤伴子)

   

風花6)100句

生れし日や風花はわが髪飾り 

         (岡本眸) 

   

風花の松の一徹義兄(あに)逝けり 

        (中野英歩)

  

風花7)99句

風花や子が馳せ若き母が駆け 

        (上田明子)

  

風花や最終便に間に合はず  

       (岩井ひろこ)

  

風花8)129句

風花の路地を舞子の二人連れ 

        (大橋雅子)

  

風花や山路の茶屋の店仕舞  

        (廣瀬雅男)

  

風花9)100句

風花や阿蘇かけのぼる牛の群 

         (長憲一)

  

風花の町夫と乗る救急車   

        (藤田京子)

  

風花10)192句

ミサの鐘風花密となりにけり 

        (土屋草子)

   

弔ひののどの渇きや風花す  

       (井上菜摘子)

    

(575筆まか勢)

風花の舞ふにつけても地震のこと 

         (関 弥生)

  

風花の舞ひを乱せる救急車   

         (佐藤晴生)

      

このブログ記事は、先日MBS-TVの「プレバト」で梅沢富美男永世名人の「風花」の俳句が「ボツ」となり、「シュレッダー」にかけられる画面を見たのが切っ掛けで書いたものですが、薫風士の添削例をご笑覧下さい。  

  

(梅沢富美男永世名人の原句)

風花や改札口に眼鏡拭く

  

(夏井先生の添削句)

改札を出て風花に拭く眼鏡

  

(薫風士の添削例)

風花の改札口や眼鏡拭く

改札の外は風花眼鏡拭く

  

夏井先生の添削は「眼鏡」が強調され、「新調の眼鏡かな?」「スマホの見過ぎで度が合わなくなったのかな?」などと、余計なことを想像してしまいます。

作者の思い(「風花をよく見たい」)を表現するには、貴方ならどのように添削しますか?

   

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(写真)

TV-4ch.画面の一部分

  

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