思い出の写真俳句を作ろう!
(写真)菊正宗のパンフレットの表紙
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10月1日が「日本酒の日」だったからというわけではありませんが、先日(2022.10.11)灘の菊正宗記念館や福寿の酒心館を俳句仲間と訪ね、秋晴れの吟行をエンジョイしました。
酒樽の箍作りを見学することが主な目的でしたが、樽酒や箍作りはノウハウ(企業秘密)で写真撮影は禁止でした。
拙句と写真を掲載します。
気配りの女性ガイドや天高し
「下らぬ」の語源解説爽やかに
竹を割る音爽やかや箍作り
巧技新酒の樽の箍(たが)作り
竹しなり叩かる音の澄にけり
杉の香の満ちる新酒の樽詰め場
会所場の消防法被秋灯(あきともし)
秋澄むや江戸を伝へる水車小屋
秋澄みて回る水車や蔵の庭
蔵元の庭の水車や小鳥来る
遠近(おちこち)に雀の番(つがい)秋うらら
煌めきて住吉川の水澄めり
朝ドラの甘辛しゃんや古酒新種
前庭の芒煌めく酒心館
蔵元を訪ねし夕餉新酒酌む
「柿」も「柘榴」も秋の季語ですが、「かって蛍も飛んでいた」と言われる灘郷の蔵元「酒心館」などの庭の自然の豊かさを強調するために敢えて「季重り」の俳句にしました。
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