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小鳥来るやっぽんぽんてふ甲賀の湯
掲句はチュヌの主人が芭蕉ゆかりの伊賀上野・草津を吟行し、露天湯に浸り疲れを癒していた時に小鳥が来たのを詠み、吟行仲間の句会で高得点を得ました。
「小鳥来る」は取り合わせがし易いのか、人気がある「秋の季語」です。
(ちなみに、「鳥帰る」は仲春の季語です。)
写真は天気予報の5月8日の雲の動きのPC画面の一部分ですが、琵琶湖の形が小鳥に見えたので遊び心で掲載しました。
歳時記(俳誌のサロン)から小鳥の俳句を気の向くままに抜粋させて頂きます。
(小鳥来る1)
小鳥来る音うれしさよ板びさし
伊賀焼の芭蕉坐像に小鳥来る
(長谷川閑乙)
小鳥来る日の斑の遊ぶ登山道
(高橋瑛子)
小鳥来る何時も不在の駐在所
(吉永すみれ)
太陽の塔の翼に小鳥来る
(鷹羽狩行)
(小鳥来る2)
小鳥来て午後の紅茶のほしきころ
(富安風生)
小鳥来る三時五分の花時計
(浅田光代)
(小鳥来る3)
久びさに子の弾くワルツ小鳥来る
(三木千代)
湯の町のこけし工房小鳥来る
(堺昌子)
(渡り鳥)
葬列や数人仰ぐ渡り鳥
(山川蝉夫)
渡り鳥気づけばすでに遠き空
(稲畑汀子)
(鳥渡る1)
鳥渡る老人ホームのティータイム
(山尾玉藻)
大いなる渡良瀬川を鳥渡る
(小林修水)
(鳥渡る2)
夕日負ふ芭蕉の座像鳥渡る
(菅野日出子)
夕映えの丹沢連峰鳥渡る
(安田とし子)
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