平成の果てて令和の花見酒
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新元号期待違はず花見かな
花冷に祈る平和や令和の句
平成の平和繋がむ生身魂
桜の写真は隅田川テラスからスカイツリーを望む風景と皇居の堀端の垂れ桜です。
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現代は「花見」と言えば「桜の花見」ですが、万葉集時代の花見の対象は中国渡来の「梅の花」でした。
新元号令和を祝ひ花見酒
万葉の文化偲びつ花の宴
句に興じ異国の友と花見酒
改元に詐欺の横行四月馬鹿
大川のジョガー行き交ふ花堤
花万朶スカイツリーを遠望に
花万朶水面に映ゆる皇居かな
平成の残花を惜しみ一人旅
平成の果つる四月や花に雪
余花の雨地を固むるや令和成る
花は葉に一人連句を口ずさみ
(薫風士)
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「令和」の「令」は「命令」・「号令」や「律令制」を連想し、「和」は「昭和」と「平和」を連想します。「律令制」は「大化の改新」で実施されました。
「令和」の時代に「世界平和に貢献する日本にするか否か」は、我々一人一人の自覚と行動次第です。
「和を以て貴しと為す」は聖徳太子の言葉とされていますが、平和憲法下の「民主主義に基く和」を推進したいものです。
平和ぼけして「あなた任せ」や「お上まかせ」の意識でいると、「平成から令和の歴史の流れ」は「大正から昭和の歴史」と同様の悪夢の繰り返しになるでしょう。
自民党の憲法改正案には「天皇を元首」にしたり、「自衛隊」を「軍隊」にしてありますが、このような「改正と称する改悪」は無用でしょう。
平成の天皇の「『象徴天皇』と『平和』への真摯な思い」を無にしてはならない、という忖度の思いを新たにしています。
読売新聞の記事によると、安倍首相は「桜を見る会」で自作の俳句を2句披露しています。
平成を名残惜しむか八重桜
新しき御代寿祝ぎて八重桜
上記の俳句は「俳句談義(18):政治家と俳句」で紹介した俳句より上達していますが、安倍総理以下与党議員の方々には平成の天皇の思いや民の思いを誤解することなく忖度して、憲法の改悪はせず、天皇が平成から令和へ「日本国民の象徴」として国際親善・平和外交を継承される環境を堅持してほしいと切望しています。
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