八十八夜に当たる5月1日は生憎の春雨になりましたが、西宮市の廣田神社に参拝して霊気を賜り、吟行して広田山荘で句会をしました。
広田神社は、伊勢神宮など、日本に22社ある官幣大社の一つです。
廣田山公園の名勝「小葉三葉躑躅」の花は散ってしまい、新緑になっていたので、来年は春風の花の盛りの「つつじ祭り」に訪ねて「まんぽ俳句」を口ずさみたいと思っています。
春雨に踏む音清しさざれ石
春雨に祈りを込めて参拝す
春雨に霊気賜り句に遊ぶ
鰹木の金輝くや春の宮
絶へざりし春の神水龍の口
岩間より春の神水流す龍
廣田山三葉躑躅の新樹かな
仲良しや八十八夜の俳句会
この句は中七が八音の字余りですが、「仲良しの八十八夜俳句会」と定型にするより句意が明瞭で、リズムも良く、インパクトがあって良いと思い、敢えて字余りの句にしました。
(薫風士)
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写真は、 スマホ写真なので、タップ拡大してご覧になり、疑似吟行をして頂けると幸いです。
掲句は観光スポット紹介のブログ用拙句ですが、「神水」は「夏の季語」とされています。(カラー図説日本大歳時記の写真参照)
「兜麓底績碑と天狗のさばき」の写真の記事の詳細は、ここをクリック(タップ)して、ご覧下さい。
最後の写真は、カラー図説日本大歳時記「神水」などの解説(一部分)や廣田神社の解説書と境内マップです。
賽銭箱が三ヵ所あるのを見て、「二礼二拍一礼」の参拝様式には「参拝」と「三拝」の掛詞や「三顧の礼」に通じる意味があると、ふと思いました。
ちなみに、「兜麓底績碑」は、「とろくていせきひ」と読みます。
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