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2017年8月

2017年8月29日 (火)

俳句の鑑賞《七夕・星祭・盆踊》

    

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(2023.7.7 更新)  

(写真はタップ拡大して、ご覧下さい)

  

句友に貰った筍が鉢植で一廉の黒竹に成長したので、七夕の短冊を飾り、駄句を口遊みながら星祭のお祈りをしました。

  

星祭ネット句会の弥栄を

七夕の星空如何ウクライナ

スーパーで和平祈るや星祭

祈りしは戦争中止星祭

      (薫風士)

  

ウクライナ戦争の長期化が懸念されます

ウクライナ戦争中止せよ!」のキャンペーンを七夕祭りで広げましょう! 

    
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世界平和祈念の短冊を飾った

スーパーニシヤマの七夕祭り

       

選挙運動の車がよく走っています。

まやかしの無い公明正大な候補者を見極めましょう。

候補者が政治家として国民の信頼を裏切らないことを切望しています

        

(2017.8.29) 

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今年の8月28日は「旧暦の七夕」に当たります。  

「七夕祭」は新暦(太陽暦)に基づいて7月にする所が多いようですが、俳句では「七夕」や「七夕祭」「星祭」は旧暦(陰暦)に則る行事として「秋の季語」とされています。

7月7日は梅雨の雨が降る可能性が大ですから、星空を愛でるにも「七夕祭」は8月にする方が望ましいでしょう。

盆踊」は地方によって、7月に行う所と8月に行う所があるようですが、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の伝統的行事として旧暦に準じ8月にする方が相応しい気がします。

   

天の川入ってみたいな彦星

童吊る七夕竹や初俳句

七夕や子等の短冊雨に散る

水害の復興なりて盆踊

留守居酒をどり音頭の遠音して

    

上記の俳句は、幼孫の俳句と拙句です。

(写真はクリックすると拡大します。青色文字の季語をクリックして俳句の詳細をご覧になれます。)   

下記のとおり歳時記(「俳誌のsalon」)の俳句を気の向くままに抜粋掲載させて頂きます。

   

七夕1

七夕やまだ指折って句をつくる

       (秋元不死男

  

七夕やてるてる坊主も吊されて 

        (山本潤子)

   

七夕2

七夕や真の願ひの胸にあり   

         (森るか)

 

七夕竹本気の願ひひとつかけ 

      (平田紀美子)

  

七夕3

七夕や猫駅長の人気駅   

        (桂敦子)

  

食卓を飾る笹の葉七夕膳  

       (難波篤直) 

   

盆踊

五重の塔そびらに奈良の盆踊 

      (阿波谷和子)

  

今年また年寄ばかり盆踊   

       (谷口一献)

  

をどり

つまづきしこしも仕草に盆をどり 

        (永田等)

  

落人の商も陽気に阿波をどり 

        (臼杵游児)

  

歯一枚失せて果てたる踊下駄 

        (山田弘子

  

花びらの散りゆくごとし踊果て 

         (菰田晶)

   

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2017年8月28日 (月)

俳句《新涼・涼新た》

      

(2024.8.30 更新)

始球式デコピン駆けて涼新た

       薫風士

   

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この写真は、大谷翔平の愛犬「デコピン」の活躍を報道したしたニュース(メジャーリ-グ始球式など)のパソコン画面(Microsoft Start画面)の一部分です。

掲句は、季語の取合せに無理がありますが、大谷翔平の活躍を称える存問のブログようの俳句です。   

   

涼新た夕立夜中に降りし朝

新築の高きクレ-ン涼新た

新涼や新建築の香る風

新涼の新建築に差す夕日

新築の木材の香や涼新た

新涼や建て替へ工事遠近に

 

新涼の新陳代謝古し街

新涼の新築香る散歩道

 

新涼や心新たに八十路ゆく 

新涼や新芽再生庭の木々

涼新た蕗の佃煮茶漬けして

雨上がり九頭竜川の涼新た

       薫風士

  

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この写真は「まんほ俳句」を口ずさみながら散歩して、処暑の街角で見かけた新築工事の風景や墓参りの際に訪ねた永平寺町の九頭竜川などの風景です。

  

  

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このカラー図説日本大歳時記の写真は、タップ拡大すると、「新涼」の解説や例句をご覧になれます。  

   

    

涼新た京の漬物茶漬けして

新涼や運よく手にす新紙幣

       薫風士

   

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この写真は、思いがけなく句友がくれた京の漬物や新旧10,000円札です。

     

               

(2017.8.28の記事)

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全国高校野球大会」や「地蔵盆のシーズンが終わると、さすがに朝晩は秋めいて凌ぎ易くなります。

台風豪雨が大災害をもたらさないことを祈ります。

       

歳時記から「新涼」の俳句を抜粋し、下記に掲載させて頂きますが、その前座としてチュヌの主人の俳句を6句掲載します。

(写真はクリックで拡大出来ます。青色文字の季語をクリックして俳句の詳細をご覧下さい。)   

   

新涼の湖染めし落暉かな

薄雲を透かし月蝕涼新た

新涼やジョガー行き交ふ桜田門

開眼のゴルフスィング涼新た

新涼や孫の来て良し去りて良し

庭涼しショパン生家のピアノ曲    

         薫風士

    

新涼1

新涼や小雨いとはぬ畑仕事

       (伊藤宇太子)

  

新涼やパンの香満ちしパリの街 

       (長谷川通子)

   

新涼2

露天湯にゐて新涼の雨に濡れ 

        (木村享史)

  

五指ひらき閉ぢて新涼つつがなし 

        (斎藤道子)

     

新涼3 

新涼の音選びをり調律師 

       (千坂美津恵)

 

新涼の珈琲旨き朝かな

       (村本真由美)

    

新涼4 

新涼や心通へる友の文 

        (荒井慈)

  

新涼の湖の上ゆく飛行船 

       (星井千恵子)

     

新涼5 

新涼の画を見る女画の女

        (福田蓼汀)

 

新涼や砂紋定かに由比ヶ浜

        (榊原見牛)

    

新涼6  

新涼や先づは越前おろし蕎麦 

        (塩路隆子)

 

新涼や白波たつる隅田川

      (青木政江)

    

新涼7  

新涼やホテルの朝の奈良茶粥 

        (田下宮子)

   

新涼や日々成長の園通ひ 

        (松田和子)

     

新涼の深田公園まん歩する(「まんぽ写真」特集)」をご覧下さい。

   

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2017年8月24日 (木)

俳句の鑑賞 <「台風」・「野分」>

             

夏の甲子園大会(高校野球)が終わると台風シーズンになりますが、今年は花咲徳栄の初優勝で熱戦の幕を閉じました。

 (青色文字をクリックすれば解説記事をご覧になれます。)

天理vs広陵」や「花咲徳栄vs東海大菅生」の準決勝や広陵vs花咲徳栄の決勝戦など、テレビ中継を見ながらチュヌの主人(薫風士)が口ずさんだ即興句を掲載します。  

炎天下好打好守のユニフォーム

炎天へ白球伸びて大アーチ

炎天へガッツポーズのホームラン

・熱戦や日焼け球児の歯の白き

・サイレンや並ぶ球児の

処暑の空球児讃ふる校歌かな

来年を期して奮起す雲の峰

「俳句は楽しむもの」「多くの人に俳句を気軽に作って楽しんでほしい」という思いでスナップ写真を撮るように駄句を気にせず口ずみ、臆面もなく掲載していますが、自己満足の月並み俳句ばかりでは申し訳ないので、歳時記(俳誌のSalon)から「台風」と「野分」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

(青色の季語をクリックして俳句の詳細をご覧下さい。)

 

台風1

  

・人生の台風圏に今入りし   高浜虚子

・台風の進路またもや故郷に (谷口ふみ子)

  

台風2

  

・台風の真只中の句会かな  (成嶋いはほ)

・台風の外れたる気配祭笛  (宮みさを)

  

台風3

  

・台風の雲千切れ飛ぶ伊吹山 (高野清風)

・台風禍畦にたたずむ老夫婦 (有島扇水)

  

台風4

  

・台風裡披講の声の響きけり 大串章

長寿村台風寸断して去りぬ (福田かよ子)

   

台風5

  

・台風の通過待ちする古都の駅 (森山のりこ)

・台風来少しわくわくしてゐたり (栗原公子)

  

台風6

  

・台風のそれて真つ赤の月昇る (大坪景章)

・一夜さを騒ぎ立たせて台風過ぐ 大橋晄

  

台風7

  

・台風来悠然として鯉の髭   岩岡中正

・台風一過豪雨に耐へし渡月橋 (桂敦子)

  

台風8

   

・台風のさなか餃子に酢を効かす (岡部玄治)

・台風の予報進路にある旅路  稲畑汀子 

     

野分1

   

・見所のあれや野分の後の菊   芭蕉

・乗り継ぎを待つ空港の野分晴 大久保白村

  

野分2

   

・野分後の流るる雲に見とれをり (浦川聡子)

・野分晴玻璃戸に乾く潮しぶき  (水原春郎

  

野分3

  

・親捨てずこころざし捨つ野分雲 (田中藤穂)

・案山子の手吹き飛んでゆく野分かな (ことり)

  

野分4

   

・満天に星座定まる野分あと  (深田稚敏)

・野分晴ひとりの家のひとり言 (浜口高子)

  

野分5

  

・蜘蛛の糸一本遊ぶ野分晴   (河崎尚子)

・巨船なほ揺らす野分の名残波 (栗田武三)

   

野分6

   

九十九里われより高き野分波 (菅谷たけし)

・野分来るたくあん噛んでゐてひとり (浜口高子)

  

野分7

  

・差す人の傘壊しゆく野分かな 大橋晄

・息詰まる思ひ野分の橋渡る (宮平静子)

  

野分8

 

・野分去り町にスタバの緑の灯 (大日向幸江)

・ビラ一枚枝に引つ掛け野分去る (高橋将夫)

   

ちなみに、2004年に台風が多発して親戚の屋敷の倒れた栗の木などの整理を手伝ったときにチュヌの主人(木下さとし)が詠んだ次の俳句が芦屋ホトトギス俳句会(同年9月)で特選に入りました。

・野分去り俄か樵となりにけり

  

2017年8月22日 (火)

《秋の雨・秋雨・秋時雨・秋霖》

  

(2024.11.11 更新)

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冒頭の写真は、カラー図説日本大歳時記と「ひとはく」の新館の軒からの眺めてす。

  

秋時雨己が記憶の途切れがち

         (薫風士)

  

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「ひとはく」の新館の鎖樋に近づき、耳を澄ますと、爽やかな音が聞こえました

   

   

今日は寒露です。

残暑と思えない真夏日の暑さが続いていましが、久しぶりに雨が降り、寒さを感じています。

  

やや寒の靴音響くアスファルト

        (稲畑廣太郎)

 

ひとはくや鎖樋の音爽やかに

秋雨の旋律奏づ鎖樋

まん歩する寒露の小雨やや寒し

買い物の帰路はうそ寒失せにけり

真夏日の残暑果つるや秋の雨

         (薫風士)

 

(2023.8.16の記事)

秋の雨を詠んだ俳句を歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに幾つか抜粋させて頂きます。 

(青色文字の季語をクリックすると俳句の詳細がご覧になれます。)

  

秋の雨

閉めぎはの店に花買ふ秋の雨 

         (岡本眸)

  

石塔の梵字にたまる秋の雨 

       (柳堀喜久江)

   

震度五に容赦なく降る秋の雨 

     (柴田美佐子)

  

悔い残る一言なりし秋の雨 

        (両角平) 

  

秋雨

秋雨や煙る湖より舟の音 

       (小滝奈津江)

   

秋雨や子規の臥せりし六畳間 

        (浜崎良彦)

  

東京にだけ秋雨といふ予報 

        (稲畑汀子)

   

秋雨の滲む新聞飲酒事故 

     (佐久間はるみ) 

  

秋時雨

秋時雨セーヌが街をつらぬけり 

        (富沢敏子)

   

ひつそりと商ふ米屋秋時雨 

       (竹山みや子)

   

愚痴に慣れ夫はうとうと秋時雨 

        (木原今女)

   

ワルシャワの人は美し秋時雨 

        (南北佳昭)

  

秋霖

秋霖や水墨画めく比良比叡

       (三川美代子)

   

今日8月16日は「送り火」・「大文字」の日です。

台風7号の影響の雨で良く見ることは期待出来ませんが、実施されます。

送り火」は、夏の風物詩として親しまれていますが、俳句の季語としては秋に分類されています。

    

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

 

2017年8月16日 (水)

Lovee’s Haiku

 

・涼しさやイルカの飛ばす水しぶき

(suzushisaya irukanotobasu mizushibuki)

the cool_

water splashed

by dolphins

         

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・水族館涼しい筈と思ひしに

(suizokukan suzusiihazuto omoishini)

An aquarium

not as cool as

I expected

 

・スマスイや昼寝の魚スイと浮き

(sumasuiya hirunenosakana suitouki)

A napping fish

awoke and swiftly floated

at Suma aquarium

  

欠氷手に手に親子イルカショー

(kakigoori tenitenioyako irukashoh)

A parent and sons

with a shaved ice in their hand_

a dolphin show

 

・満席の団扇はためくイルカショー

(mansekino uchiwahatameku irukashoh)

Fans flapping

at full seats_

a dolphin show

   

・炎天下イルカ巧みにフラフープ

(entenka irukatakumini furafuupu)

Under the flaming sun

dolphins skillful

in hura hoop

   

・ドルフィンや客にあいさつ立ち泳ぎ

(dorufinya kyakuniaisatsu tachioyogi)

Dolphins greeting

their spectators

by treading water

         

《残暑・秋暑し》(俳句と川柳)

     

(2024.9.7 更新)

秋暑し作り笑ひで媚ぶ候補

 

残暑とて灼熱なりし正午過ぎ

 

終活の思案あれこれ秋暑し

  

秋暑き延命地蔵叶ふ願

  

草刈り機の泣き声高し秋暑し

 

秋暑し日向の青木葉の焦げて

 

建前の鎚音響き街残暑

 

ス-パ-の米売り切れて秋暑し

 

米求めス-パ-巡り秋暑し

 

ス-パ-の米の売り場の無き残暑

  

秋暑き補修工事やまんぽ道

      (薫風士)

       

青色文字をクリック(タップ)して、リンク記事をご覧下さい。

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秋暑しダ-クパタ-ンの溢るる世

秋暑し森に入りては枝を見む

予期せざる残暑見舞や京の品

      (薫風士)

  

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この写真は、思いがけなく句友が残暑見舞いにくれた京の伝統ある村上重本店の漬物です。

お礼の代わりに掲載させて頂きますが、「おねだり」ではありませんので、忖度無用です。誤解しないで下さいね。

    

川柳擬きの拙句を掲載しましたが、川柳はこの記事の最後にあります。

     

2017.8.16の記事(改定版) 

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2017年8月7日の立秋は、長寿台風5号が極地的大雨をもたらしたにもかかわらず、「残暑」ならぬ「猛暑」でした。

8月11日(「山の日」)も真夏日でしたが、チュヌの主人は神戸フルーツフラワーパークのプールに家族で出かけました。

 

水上のアスレティックや秋暑し 

        (薫風士)

      

今日13日は「迎え火」で故郷にお墓参りに行きました。

  

かみ合はぬ親子の会話墓参り 

        (薫風士)

  

お盆を迎え、さすがに朝夕は涼しくなり、日中の残暑も凌ぎ易くなりました。

  

夕風やの亡骸腹を見せ 

        (薫風士)  

   

青色文字をクリックすると解説記事や俳句の詳細がご覧になれます。

        

歳時記「残暑」・「秋暑し」から気の向くままに「水」に関連した俳句を抜粋掲載させて頂きます。

  

残暑1

谷水に足ひたしゐる残暑かな 

       (山田京子

  

残暑2

船の水尾より残暑解く風生る 

      (稲畑廣太郎

  

残暑3

水平線まろき紀南の残暑かな 

      (伊勢きみこ)

 

残暑4

塩振りし水ぐいと飲む残暑かな 

       (廣瀬雅男)

  

残暑5

残暑なほ素焼の鉢に水を足す

       (礒貝尚孝)

 

秋暑し1

斬られ役水飲みに来て秋暑し 

        (辻享子)

 

秋暑し2

襤褸裂の水にしづみて秋暑し 

      (八木柊一郎)

 

秋暑し3

秋暑し醍醐の杜の力水  

       (柳橋繁子)

 

秋暑し4

秋暑し空地に残る水道管 

      (森山のりこ)

   

秋暑し5

秋暑しどこまで洩るる汚染水 

       (田中藤穂)

  

秋暑し6

置水に気泡のひとつ秋暑し 

       (高橋道子)

   

「水」といえば、某川柳句会でチュヌの主人(薫風士)が高得点をとった「水」の川柳を最後に掲載します。

  

失言を水に流さぬ民の声 

怖いもの地震・洪水・テロ・女房

我が町は花と緑と水の町

幸せよ水の美味しい町に住み

  

チュヌは水道の散水ジョウロの水を飲むのが大好きです。

チュヌの主人の川柳もどきの俳句を掲載した「俳句の鑑賞 <溽暑(じょくしょ)・蒸し暑し>」もご笑覧下さいね。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2017年8月 9日 (水)

俳句の鑑賞 《極暑・酷暑・炎暑》

   

(P.S. 2022.7.1)

 各地で「猛暑日」となり、40℃を超す歴史的極暑の地域もあり、熱中症が増えています。

    

ありがたや猛暑に耐ゆるこの老躯

     

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昨日(8月6日)は原爆忌(広島忌)でしたが、8月9日は長崎忌です

             

平和の有難さを再認識し、原爆犠牲者のご冥福と平和の祈りをささげました。

      

炎天下の須磨海浜水族園を訪ねてチュヌの主人(薫風士)が詠んだ吟行句を掲載します。

        

水族館涼しい筈と思ひしに

スマスイ昼寝の魚スイと浮き

欠氷手に手に親子イルカショー

満席の団扇はためくイルカショー

炎天下イルカ巧みにフラフープ

ドルフィンや客にあいさつ立ち泳ぎ

涼しさやイルカの飛ばす水しぶき

   

(青色の文字をクリックすると解説記事や俳句の詳細などがご覧になれます。)    

  

「歳時記」から「炎暑」の俳句を抜粋・掲載させて頂きますします。

   

百選の棚田の匂ふ炎暑かな 

         (朝妻力

   

炎暑かな郵便局に客ひとり

         (戸田澄子)

  

私も影も汗ふく炎暑かな 

        (佐々木良玄)

  

鬼瓦炎暑無言の面構へ 

         (荻龍雲)

   

ふるさとが城が崩れてゐる炎暑 

        (岩岡中正)

  

正論の溶けてゆくさま炎暑かな 

        (杉井真由美)

    

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