冒頭の写真は、東光院のパンフレットですが、写真をタップ拡大すると、令和4年の「子規忌へちま供養」の入選句(特選5句・佳作20句)をご覧になれます。
歳時記(俳誌のサロン)の「萩」の例句は、この青色文字をタップしてご覧下さい。
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阪急宝塚線「曽根駅」の近くにある萩の寺「東光院」を2024年9月4日に句友と吟行しましたが、残念ながら萩の花は幾つか咲き初めたばかりで、ほとんどの萩はまだ青々と繁っていました。
当日は快晴の真夏日で、寺苑を一巡すると汗が出る状態で、昼餉の喫茶店「タンネ」の冷房と生ビールで秋の汗を鎮めました。
萩の寺「東光院」を紹介する拙句(まんぽ俳句)を掲載します。
萩の寺東光院の苑吟行
仲良しと一日を惜しむ萩の寺
延命橋銀杏落ちて踏まれけり
延命とふ地蔵拜すや黄葉降る
秋の空映ゆる本殿ガラス張り
萩の花探し寺苑をぐるぐると
虚子の句碑見落としたるや萩の寺
門前に虚子の句碑あり竹の春
稚児抱く水子地蔵や紅芙蓉
二つ三つ咲き初む萩や東光院
子規の句碑覆ひし萩の花未だ
萩囲む雨月主宰の親子句碑
観音像木漏れ日に座す萩の寺
祈りては秋水かける大観音
東光院苑を巡りて秋の汗
苦吟しつピザとビールの昼餉愛づ
秋暑き吟行したる句座楽し
吟行の疲れ癒すや冷酒
(薫風士)
東光院の萩の苑などの写真を最後に掲載しますが、拙句と合せてご笑覧頂けると幸いです。
おもひおもひに座りこそすれ萩の縁
(高浜虚子)
虚子の上記「萩の縁」の俳句を深読みすると、「萩の見える縁側」の意味と「萩の寺のもたらす縁」と、二通りの解釈が出来ます。
高浜虚子も東光院を訪ねたことがあるとのことなので、萩の花の盛りに訪ねて改めて吟行をしたいと思います。
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