写真は日本伝統俳句協会のカレンダー(一部分)ですが、令和6年9月3日は八朔です。
「八朔」の気象を詠んだ例句を歳時記(俳誌のサロン)から2句抜粋掲載させて頂きます。
八朔の遠雷ひびき雲早し
(福盛悦子)
八朔や煙のごとき雨が降る
(高倉和子)
八朔や豊作祈り駄句を詠む
(薫風士)
昨年は熊が町に出没し、カメムシが沢山居た年だったので、10月に芭蕉の足跡を辿り東北地方を吟行したときのバスガイドさんが何度も亀虫に注意するよう促してくれたことを思い出しました。
今年は猛暑が続いて八朔になっても米不足は解消していません。
カメムシが多い年は豊作になると有難いのですが……
八朔のフロアに小さき亀虫來
八朔や雲無き空に月も無し
八朔の風に乗り來し電車音
虫の音にハノンピアノやまんぽ道
八朔や真夏日なほも続きをり
八朔や台風予報相次ぎて
八朔や総裁選のあれこれと
(薫風士)
最後の写真は、まんぽ道の風景やNHK-TV 画面ですが、最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。