(2024.4.15 更新)
掲句はブログ検索のキーワードとして「夏の季語」を3個用いた拙句(俳句擬き・川柳擬き)です。
愛犬チュヌが生前に好んで寝転んでいた裏庭の軒下に白百合が咲き、よく見ると空蝉が葉に付いていました。
8月25日は、「川柳(発祥)の日」です。
1757年(宝暦7年)の8月25日に、柄井川柳が最初の「月並万句合」を行ったことに由来しているとのことです。
(P.S. 2022.7.10)
安倍晋三元総理大臣の暗殺事件と選挙にちなんで書いた「俳句《涼し》」をご覧下さい。
文月や本音を言へば失言に
「文月」は「陰暦の7月」の呼称で、新暦の7月下旬~9月上旬に当たります。
俳句で新暦の7月にも便宜的に適用されることがありますが、慣習的な行事や実際の季節感と季語の間に齟齬が生じています。
(2017.7.29)
7月に入って梅雨の蒸し暑さが続いています。
季語「溽暑」について、森澄雄は次の通り解説しています(「カラー図説日本大歳時記」より抜粋)。
「湿度の高い蒸し暑さをいう。梅雨の終わり頃の、じっとしていても脂汗のにじむような蒸し暑さ、また土用の曇り日などの蒸し暑さも耐え難い。夏の季節風が南海上の高温多湿の空気を運んでくるのである。不快指数の高い不愉快な暑さである。」
(青色文字をクリックして解説記事などをご覧下さい。)
賑やかな俳句バトルや溽暑の夜
新記録更新ならず溽暑の夜
目を見張る開票結果溽暑の夜
垣根越し白百合溢る街溽暑
まやかしに官僚腐敗溽暑かな
政治家のまやかし憂ふ溽暑かな
上記の「溽暑」の俳句はチュヌの主人(薫風士)の川柳もどきの即興句です。
このような即興句だけでは申し訳ないので、本格的俳句をインターネット歳時記「溽暑」から下記の通り気の向くままに引用させて頂きます。
採血の腕逆撫でらるる溽暑かな
(内田しんじ)
度の合はぬ眼鏡のずれし溽暑かな
(當麻幸子)
思考力雲散霧消溽暑かな
(大橋敦子)
溽暑来ることあげもせず拉致家族
(角直指)
暗がりの戦争動く溽暑かな
(中林晴雄)
「(新版)季寄せ」(角川書店編)を見ると、富田木歩の次の俳句が一句のみ掲載されていました。
女したしう夜半を訪ひ寄る蒸暑さ
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