(俳句)《蝉・空蝉・蝉時雨》

   

白百合に空蝉二つ今朝の庭

空蝉となれど眼の輝きて

空蝉の眼痛めし猛暑かな

      (薫風士)

   

2011

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冒頭の拙句の「百合」も「空蝉」も夏の季語ですが、俳句に季語が二つある「季重なり」は一般にダメ句とされるのは何故でしょうか?

  

 

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季語が二つあっても、句意を明瞭にすれば問題ないと思いませんか?   

  

松尾芭蕉高浜虚子の俳句を翻訳して国際俳句協会のホームページに投稿していますが、季語が二つある俳句は珍しくないので、情景をありのままに詠めば良いと、「まんぽ俳句」をエンジョイしています。

        

   

早朝の丘を万歩や蝉時雨

  

老鶯も時に声あげ蝉しぐれ

  

空蝉を数へつ漫歩幼子と

   

伸ばす手に飛び去るのしっこかな

   

木漏れ日の西に傾き法師蝉

   

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法師蝉は秋の季語に分類されていますが、深田公園などでもう鳴き始めました。

      

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