(P.S. 2022.7.1)
各地で「猛暑日」となり、40℃を超す歴史的極暑の地域もあり、熱中症が増えています。
ありがたや猛暑に耐ゆるこの老躯
昨日(8月6日)は原爆忌(広島忌)でしたが、8月9日は長崎忌です。
平和の有難さを再認識し、原爆犠牲者のご冥福と平和の祈りをささげました。
炎天下の須磨海浜水族園を訪ねてチュヌの主人(薫風士)が詠んだ吟行句を掲載します。
水族館涼しい筈と思ひしに
満席の団扇はためくイルカショー
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「筆まか勢」から「極暑」の俳句を気の向くままに抜粋させて頂きます。
(阿部みどり女)
月青くかゝる極暑の夜の町
(高浜虚子)
極暑歩む胃穴多き課長たち
(櫂未知子)
海老寝して極暑の極を越えにけり
(斎藤空華)
オリーヴ葉カレーに煮込み酷暑なる
(細見綾子)
「歳時記」から「炎暑」の俳句を抜粋・掲載させて頂きますします。
百選の棚田の匂ふ炎暑かな
(朝妻力)
炎暑かな郵便局に客ひとり
(戸田澄子)
私も影も汗ふく炎暑かな
(佐々木良玄)
鬼瓦炎暑無言の面構へ
(荻龍雲)
(岩岡中正)
正論の溶けてゆくさま炎暑かな
(杉井真由美)
歳時記「炎暑」(2017年7月26日作成)の冒頭句:
マイヨールの像と炎暑の掃除夫と
(高島茂)
この俳句は定型(5-7-5)でなく変調です。
「マイヨールの像」とは「フランスの彫刻家Aristide Maillolの作った像」と「マイヨール本人の像」と、どちらでしょうか?
この俳句が詠まれた背景をご存知の方があれば教えて下さい。
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