(2024.2.19 更新)
勇み足仕切り直して春を待つ
志誠があれば春近し
「志誠」は、「こころざし まこと」と読んで、5-7-5のリズムにして下さい。
春一番おぞましきとはこの言葉
待春や命の限り夢追ひて
(薫風士)
この写真のとおり、2024年2月19日午前0時現在の「俳句HAIKU」へのアクセス累計は1,078,898件と、縁起の良い数字が面白い並び方をしています。
(写真をタップ拡大してご覧下さい。)
少年を枝にとまらせ春待つ木
(西東三鬼)
掲句は合本歳時記の例句です。
カラー図解日本大歳時記(写真参照)によると、
「待春」は「春近し」よりも主観的で、待ちわびる気持ちが強い(冬の季語)、「目を開いて眺めた風景というよりも、瞼のうらに思い描くとき。ことに雪深い地では、待春の情はひとしお切実なものがあろう。(飯田龍太)」
とあります。
「筆まか勢」から「春待つ」の例句を抜粋掲載させて頂きます。
(盲目の俳人・緒方句狂)
大正3年には第一次世界大戦など大事件が次々と起こっています。
(例句やリンク記事は、青色文字をクリックしてご覧下さい。)
歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに「待春」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。
待春や氷にまじるちりあくた
(河合智月)
待春の心が先に歩きをり
(稲畑汀子)
待春や出窓に並ぶ植木鉢
(木村てる代)
待春の伊豆の波音聞く宿り
(安原葉)
待春や日差し明るくなればなほ
(大橋晄)
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