(まんぽ俳句) 今朝の庭クマゼミも来て賑々し

     

・一木に空蝉五つ蝉時雨

    

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掲句は夏の季語が二つ(「空蝉」と「蝉時雨」)あり、「季重なりである」と批判されそうですが、蝉の殻が一本の木に5個もあるのが珍しいばかりでなく、蝉時雨の強さが強調されて良いと思って、季重なりを気にせずに詠んだ拙句です。

  

   

最近はアブラゼミ(油蝉・鳴蜩)が多くてクマゼミ(熊蝉)を見かけることは少なかったのですが、今朝は遊歩道の木にも熊蝉や油蝉が賑やかに鳴いたり鳴き止んだりして、正に蝉時雨でした。まだ夏たけなわの猛暑ですが、暦や歳時記の上では既に「秋」です。

   

ところで、伝統俳句系の俳人に多い考えかどうか知りませんが、「俳句にカタカナを使うのは良くない。なるべく漢字を使え。」といわれます。

日本語として漢字のある言葉は漢字で表現するのが当然ですし、短冊に俳句を書く場合など、カタカナよりも「漢字」や「ひらがな」の方が適しています。

しかし、このタイトルの俳句の場合は「今朝の庭熊蝉も来て」とか「今朝の庭くまぜみも来て」と表現するより、「クマゼミも来て」とカタカナ表記にするほうが、見た目に分かり易くてインパクトが有り、よいと思いました。

  

あなたなら、どうされますか?

  

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