チュヌの便りの「俳句談義」や「俳句エッセイ」などから「面白い俳句」の記事をまとめました。
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(1)松尾芭蕉の俳句「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」
この俳句の句意は二通りの解釈が可能ですが、何と何か、当てて下さい。
答えは「蝉の俳句を鑑賞しよう」にあります。
高浜虚子の俳句「春の山屍を埋めて空しかり」の「空しかり」を貴方は何と読みますか?「むなしかり」と読みますか?「くうしかり」と読みますか? 「俳句談義(1)虚子辞世句の解釈」をご覧下さい。
(2)与謝蕪村の俳句「薫風やともしたてかねついつくしま」
この俳句の面白さは句意が少なくとも4通りに解釈できることにあります。
「いつくしま」は宮島のことです。「厳島神社」は世界遺産に登録されていますね。「俳句鑑賞 <蕪村の俳句「薫風や」は面白い>」を読んで、「宮島」を詠んだ与謝蕪村の遊び心を共有して下さい。
(3)高浜虚子の俳句「神にませばまこと美はし那智の滝」
この俳句は虚子が那智の滝の美しさを讃えて詠んだものですが、俳句の隠喩について面白い解釈が可能です。「那智の滝」も世界遺産に登録されています。若者が自然に対する素朴な畏敬の念を失わず、人間本来の生命力を失わず、少子高齢化の日本の未来を救ってくれることを祈っています。「高浜虚子の俳句 <「去年今年」と「神にませば」>の面白い解釈」を読み、チュヌの主人の思いをご理解頂ければ嬉しいですね。
(4)高浜虚子の俳句「花疲れ眠れる人に凭(よ)り眠る」
この俳句の面白さや俳句の翻訳の難しさを取り上げた記事「俳句談義(13):<『花』と『鼻』> 高浜虚子と芥川龍之介」や「バイリンガル俳句鑑賞 <花疲れ眠れる人に凭り眠る(高浜虚子)>」をご覧下さい。
ちなみに、正岡子規は俳句本来の面白さを辞世の俳句などに残してくれています。「『敬老の日』の『糸瓜忌』に思うこと」をご覧下さい。
(5)高浜虚子の俳句『大寒の埃の如く人死ぬる』
俳句の面白さの一端はその短所とも言うべき片言性が解釈の二面性(滑稽とシリアス)を可能にしていることにあります。「俳句談義(4):高浜虚子の句『大寒の埃の如く人死ぬる』とは、『平和』を考える」をご覧下さい。
安倍政権やトランプ政権が暴走せず賢明な政策を推進して世界の平和を維持するように、識者が働きかけることを祈っています。恒久的世界平和の確立をはかない夢に終わらせないために、皆さんが声なき声を上げてくれることを願っています。
「俳句談義(1)~(18)通読版」に興味があれば、ここをクリックしてご覧下さい。
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