2022年10月に天橋立を訪ねた際に書いた記事「秋の天橋立《バス旅行の写真と俳句》」を読んで頂いた方もあると思いますが、2024年7月27日の猛暑に家族で天橋立を訪ねました。
こうのとり待ちたるホ-ム酷暑かな
冷房にほっと一息こうのとり
冷酒のチョイ飲みセット愛でにけり
「あなたとの出逢いに乾杯」と気の利いた台詞が箸の包みに書いてあります。
この老舗「ちとせ茶屋」はキャッチフレーズを巧みに利用しており、応対も「気が利いて」、「記の効いた」・「機の効いた」文化度の高い現代的老舗と思いました。
写真をタップ拡大してご覧下さい。
「冷房」や「夕立」は夏の季語ですが、「猛暑」や「俄雨」は歳時記に季語として認知されていないようです。
「俄雨夜中に降れど夕立と」 まんぽ俳句を詠むメモ代わりに撮った写真を掲載しますが、俳句結社の俳句会などに投句する場合は、主宰やメンバ-の好みを考慮して推敲すれば良いとして、日記代わりの「まんぽ俳句」を口遊んでいます。
皆さんも写真を見て疑似吟行をして頂けると幸いです。
俄雨上がり昼餉を終へ街へ
俄雨炎暑を冷やし心地良し
潦(にわたずみ)塔を映して風涼し
猛暑日の雨後の智恩寺涼しけり
雨宿りの昼餉のお陰でタイミングよく、珍しい廻旋橋の廻旋情景を見物出来ました。
(ここをクリック(タップ)して、天橋立観光協会の観光ガイドで廻旋橋の解説・動画をご覧下さい。)
モノレールの窓曇らせし夏の雨
橋立や夏の雲を股のぞき
股のぞき夏の橋立登り龍
股のぞきパリにつながる夏の海
股のぞきビューランドの風涼し
炎天下なかよし地蔵穏やかに
リフトにて橋立愛づや夏の風
(薫風士)