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2020年12月

2020年12月30日 (水)

プレバト 博多華丸氏の「梅雨の初運転」の俳句を考える

       

(P.S. 2022.7.7)  

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ウクライナ戦争中止せよ!」のキャンペーンを七夕祭りで広げましょう! 

      

  

   

(2020.12.30)       

 2020年12月24日MBS放映の「プレバト300回記念スペッシャル 夏井先生の劇的添削アワード」における博多華丸さんの俳句についてふと考えました。

夏井先生の添削句の「初めての」が文法的に何を修飾しているのか、腑に落ちなかったからです。

文法を無視して感覚的に俳句を捉える俳人が多いようですが、夏井先生は国語の先生だったそうですから、「エンタメ俳句」と言えども、文法も大切にしてほしいものです。

     

華丸さんの原句

初運転梅雨の花道晴れ舞台

  

(夏井先生の添削句)

初めてのハンドル握る梅雨の朝

   

「初めての」は何を修飾しているのでしょうか?

「ハンドル」ですか? 「梅雨」ですか? 「朝」ですか?

「握る」は動詞ですから、「初めて」と副詞にしなければ修飾出来ません。

「梅雨の朝初めて握るハンドルよ」とすれば文法的にはOKですが、何のハンドルか不明瞭です。

夏井先生の添削後の俳句は、初めて車の運転をする作者のワクワク感を表現していないので、読者は作者のワクワク感よりも不安感を想像するのではないでしょうか?

 

俳句は好き好きですが、次のように添削しては如何でしょうか?

  

梅雨に入る初運転や胸躍る  

初運転梅雨の道とて晴れ舞台  

マイカーの運転デビュー梅雨の雨

          

プレバト視聴者に薫風士の添削も参考になると幸いですが、貴方ならどの様に添削しますか? 

プレバト視聴者や華丸さんなどのコメントが頂ければ望外の喜びです

  

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2020年12月20日 (日)

菅首相の忘年会問題の是非とコロナ拡散防止対策緊急提言

      

新型コロナウイルス感染拡大の第三波が大きく、遂に全国的に「Go Toトラベル」のキャンペーンを年末年始は中止し、5人以上参加の忘年会などの開催も国民に自粛することを要請した菅義偉首相が参加した忘年会には8人位いたことが問題視されています。

    

忘年会新年会の画一的な自粛要請に応じて、皆さんが年末年始に自粛しても、これまでのような「Go To」キャンペーンが再開されると、コロナ感染拡大の第4波が来てオリンピック開催も危ぶまれる事態になるでしょう。

  

一律の人数制限や時短ではなく、次のような対策を講じてほしいものです。

  

「新型コロナウイルス感染防止の対策マニュアル」を整備し、

適合するホテルやレストラン、居酒屋、喫茶店などを認定し、

認定基準適合の準備に要したコストの一部を補助し、

「コロナ対策Bグルメ店」とか、「コロナ対策三ツ星店」とか、「三密防止対策認定店」など、

実態に応じ、店主や経営者の要請も考慮して適切な呼称を決めて、コロナ対策を奨励する。

  

「認定基準」は、「一律に5人以下」などとせず、「店ごとの定員」や「部屋ごとの定員」などを規定して、

一般に公表するとともに、店の来客が自然にチェック出来るように店頭に公示することを義務化し、

公式のパトロールなどのチェック体制も整備する。

認定基準を順守しなかった店や補助金需給申請に偽りがあった場合の罰則等をしっかり規定する。

  

一律の人数制限や時短ではなく、きめ細かい新型コロナウイルス対策を是非とも推進してほしいものです。

経済的に余裕のある人々は三密を防止している飲食店などの年末年始の会食も適切に実施すれば良いのではないでしょうか?

そうすると、

「安いから行くのではなく、安心できるから行く」という客が増えて、

真面目に営業している店が繁盛することになり、経済効果も上がるでしょう。

  

コロナ対策は、むやみに政争の具にせず、政治家や既存の専門家会議メンバーのみならず、レジャー・旅行・飲食店などの関連の専門学者や経済学者などが協議して、一般市民の声も取り入れ、きめ細かく検討して決定し、法律や条例により実施を徹底することが肝要でしょう。

  

この思いを皆さんがシェアして、

政府や自治体の関係者を動かしてくれるとありがたいです。

ご意見のご投稿を歓迎します。

  

ちなみに、「ミシュランの三つ星」を獲得したスペインの著名なレストランがコロナの影響で廃業に追い込まれたそうです。

  

(薫風士の思いを詠んだ俳句を掲載します。青色文字をタップし、例句や解説をご覧下さい。)

  

逆縁にするなコロナ禍冬ごもり

順縁を諾ひ老の冬籠

コロナ禍の俳句推敲冬ごもり

故郷の大雪偲ぶ自粛かな

順縁の天寿を祈り日向ぼこ

   

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2020年12月14日 (月)

日向ぼこ(俳句と写真)

   

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2020年の新語・流行語大賞は「3密」でした。

吟行旅行を断念して、手作りの庭の手入れに専念しながら有りの儘に詠んだ拙句・日記俳句と写真をご笑覧下さい。

  

Go Toの期待外れや冬ざるる

 

冬ざれの庭の手入れを恙無く

   

Go Toの迷走又も暮早し

  

GoToは意固地の策か日向ぼこ

  

拘りも人様々や日向ぼこ

  

まやかしの政策憂ひ日向ぼこ

  

手作りの庭を愛でつつ日向ぼこ

 

縁側で日向ぼこしつ昼餉蕎麦

    

縁先に日本列島日向ぼこ

    

スマホ手に縁に微睡む日向ぼこ

    

575筆まか勢」に山口波津女(1906~1985・山口誓子の妻)の次の俳句がありました。

  

この庭のながめもあきぬ日向ぼこ

   

「日向ぼこ」の俳句は殆ど老人が読んでいるのではないかと思いますが、歳時記に若い世代の次の俳句がありました。

   

胎内のぬくもりにゐる日向ぼこ

       (下平しづ子)

  

日向ぼこ赤子手を振る足を蹴る 

       (田中嘉代子)

   

コロナ禍に出産を迎える方々の安産を祈ります。

   

コロナ禍の安産祈り日向ぼこ 

         (薫風士)

   

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Dsc_3293

Dsc_3002

  

  

  

  

       

最後の写真のフジバカマの傍を飛んでいるのは蜻蛉でしょうか?  

(写真はタップすると拡大します。 青色文字をタップしてリンク記事をご覧下さい。)    

    

     

   

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2020年12月 9日 (水)

漱石忌の俳句

    

12月9日は漱石忌です。

  
ここをクリックして、「夏目漱石と高浜虚子《漱石忌に思うこと》(改訂版)」をご覧下さい。

  

季語が「漱石忌」の俳句は、ここをクリックして「575筆まか勢」をご覧下さい

   

コロナ感染拡大防止のために、大阪モデルの赤信号が点灯され、12月4日から15日まで、大阪府民の外出自粛が要請されています。

東京都は65歳以上の高齢者などの外出自粛を要請しています。

薫風士の関係している俳句会は吟行を中止したり、通信句会にしたりして、外出自粛の要請に応じています。

来年の初句会も新年会は断念して句会のみ開催の予定ですが、この状態が続けば、対面句会は断念せざるをえないでしょう。

   

去年今年コロナコロナに明け暮れて

 

・コロナ禍のファックス頼り初句会

 

俳句愛好者はアナログ派が多いので残念ながらオンライン俳句会の一般化は未だ無理なようです。

「俳句HAIKU」と入力して検索しない限り、SNSの検索でこの記事を「俳句HAIKU」のフォロワー以外が検索・閲覧できるようになるには日時を要しますので、早手回しに新年の俳句のブログ記事を書きました。

「俳句HAIKU」が読者のコロナ禍の慰みにいささかでもお役に立てれば幸いです。

 

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2020年12月 7日 (月)

「はやぶさ」のカプセル帰還冬麗

   

新型コロナウイルスの感染拡大など暗いニュースが多い中で、ワクチンの開発成功や「はやぶさ2」のカプセル回収成功など明るいニュースもあり、「冬麗(ふゆうらら)」の俳句をタイトル句にしました。

   

ここをクリックすると、575筆まか勢」の例句(冬晴・冬日和・冬麗・冬うらら)をご覧になれます。

 

ここをクリック(タップ)すると「冬の俳句特集」をご覧になれますが、俳句の鑑賞 <冬の日・冬日・冬日向>は、ここをクリックしてご覧下さい。

     

「日向ぼこ」の俳句は、ここをクリックして、「<3密と無縁や庭の日向ぼこ> (俳句と写真)」をご覧下さい。