(2023.2.2更新)
勇み足仕切り直しや春近し
まんぽ道駄句口遊み春近し
春近き時雨上がりの煉瓦道
(薫風士)
「薫風士の思い」を記事の最後に補足しました。(2021年12月)
開館へ向けて一気に春隣
この句は虚子記念文学館の開設準備を詠んだものでしょう。
(久保田万太郎)
歳時記(俳誌のサロン)の例句で「取り合わせ」が「春隣」という季語に感覚的にマッチした俳句を各ページから1句ずつピックアップ・掲載させて頂きます。
青色文字の「春隣」をクリックすると詳細をご覧になれます。
「春隣1」
田畑にめりはり見えて春近し
(久崎富美子)
「春隣2」
芽を一つほぐすあぢさゐ春隣
(永見博子)
「春隣3」
髪切つてピアスを選ぶ春隣
(宮坂恒子)
「春隣4」
絵手紙に添へし一句や春隣
(高橋秋子)
「春隣5」
旅誘ふちらしの増えて春隣
(楯野正雄)
「春隣6」
春隣水車は光弾きゐて
(大橋晄)
「春隣7」
土佐堀のたゆたふ水も春隣
(大橋晄)
上記2句の掲載誌は「雨月」ですが、この俳誌のHPには「主張 虚子唱道の花鳥諷詠の道の主客合一をめざす」とあります。
「季語巡り ~俳句歳時記~」には季語の解説とともに季節感のある次の句や凡茶の興味ある句などが掲載されています。
春近し雪にて拭ふ靴の泥
(沢木欣一)
車窓より瀬戸の島山春隣
(星野立子)
なお、「春隣7」には、次の俳句があります。
友情に国の壁なし春隣
(丸田信宏)
「俳句談義18:政治家と俳句」に於いて述べたように、「日本人は自然を愛し平和を愛する国民であることを俳句やブログで内外に発信し、日本の平和のみならず、国際親善・世界平和のために少しでも役立てたい」という思いの薫風士(亡きチュヌの主人)の俳句を最後に追記します。
春隣チュヌ元気かと師の電話
水際のコロナ対策春隣り
「年越やオミクロン株蔓延りて(医療の在り方)」や「大晦日・大年の俳句(岸田内閣に望むこと)」、「(冬の俳句特集)不意打ちのオミクロン株冬の雷」をご覧下さい。
オミクロン株の感染拡大が世界的に急増していますが、ワクチンや治療薬の開発・普及により、極端な「水際対策」や「緊急事態宣言」が不要になることを切望しています。
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