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「猫」は季語になりませんが、「恋猫」や「猫の恋」は「春の季語」です。
一般に猫を詠む場合は、「春の季語」(朧月)とか、「冬の季語」(「炬燵」や「布団」etc.)とか、季語との取合せをすれば、一句が成立します。
猫の妻竃の崩れより通ひけり
(松尾芭蕉)
芭蕉の掲句の「竈」は季語ではありませんが、「猫の妻」と合わせると、「富安風生」が最初に使ったと言われる「竈猫」(冬の季語)に通ずるものがあります。
故郷を偲びつつ幼年の思い出の猫を詠みましたが、住宅事情が著しく変化した現在、拙句に共感するのは昭和生まれの老人ばかりでしょうか。
恋猫や口の鼠をひけらかし
(薫風士)
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今日、2022年2月22日は何の日でしょうか? 「スーパー猫の日」です。
スーパーなどのタイムセールの宣伝ではありませんが、俳句の国際化・世界遺産登録への草の根運動の一助になればとの思いで、川柳擬きのダジャレ俳句を詠みました。
恋猫の高き一声午後の2時
恋猫やニャンニャン八つ22時
22時スーパータイム猫の恋
恋猫と聞き紛ひたる稚児の声
(薫風士)
(写真)
カラ-図説日本大歳時記です。
気の向くままに「歳時記」(俳誌のサロン)などから例句を抜粋・掲載させて頂きます。
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恋猫も鈴を鳴らして神頼み
(庄司久美子)
(濱上こういち)
恋猫の戻りて家族夕餉かな
(稲畑廣太郎)
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