折々の俳句《春嵐》

    

3月23日に高知城の桜が開花しましたが、天候不順が続き、開花が遅れています。

 

春嵐選抜野球順延に

春嵐怪我の絶えない大相撲

嵌まりたる巨額の賭博春嵐

信頼が徒になりけり春嵐

とばっちり克服せんや春嵐

    

アメリカには賭博が違法でない州があるようですが、大谷翔平専属の通訳者が違法賭博に嵌まり、違法ブックメーカー(賭け屋)に大谷翔平の銀行口座から借金が返済されていることが判明して、直ちに解雇されたとのニュースに驚いています。

  

NHKの最近の天気予報は、花粉情報や開花予想のみならず、俳句の季語を南さんや石井さんなどが話題にされるので、俳句愛好家には有難いことです。

  

それにしても、新年早々に能登半島の大地震が起こり、その後もあちこちで小規模の地震が発生していることは気がかりなことです。

  

遠近に地震や列島春嵐

        

「遠近」は「おちこち」、「地震」は「ない」、「春嵐」は「はるあらし」、と5-7-5のリズムで読んで下さい。

         (薫風士)

     

歳時記(俳誌のサロン)から、「春嵐」の例句を気の向くままに抜粋掲載させて頂きます。

(例句の詳細はここをクリック(タップ)して、ご覧下さい。)

  

人の世のかぎりなき欲春嵐

      (村田静枝)

  

放尿や右へ左へ春嵐

      (小倉喜郎) 

   

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