(P.S. 2023.5.8)
葉桜やマイナカードの保険証
掲句はブログ用の俳句擬きですが、マイナンバーカードを保険証代わりに初めて使い詠んだ拙句です。
マイナンバーカードが漸く役立つようになりましたね。
一昨日、歯医者で抜歯の麻酔が効くまで待機して、窓を眺めると、西日に光りながら樫の木の若葉が揺れ、その向こうに葉桜が茂っているのがブラインド越しに見えました。 このタイトル俳句はこれまでに「樫若葉」の俳句は未だ書いていないことに気付き口遊んだものですが、「傾ぐ」と「樫」・「歯科」など、「韻」の面白さもあるので気に入り、早速記事にしました。
これまでに「俳句HAIKU」で「若葉」の記事は次のとおり3件書いています。
青色文字のタイトルをタップしてご一読下さい。
若葉の俳句を作って楽しもう!
「若葉」・「柿若葉」の俳句を鑑賞しよう!
若葉・楠若葉《梅田界隈吟行の写真俳句》
俳句は、作る気があれば、いつでも、どこでも、気軽に詠める楽しさがあり、退屈しのぎに最適だと思っています。
インターネット利用の「まん歩ネット俳句会」を開催しています。趣味の俳句会なので参加費は要りません。
初心者を歓迎していますので、気軽にコメント欄に投稿して下さい。
横たふる歯科の足先春の空
椅子傾ぐ歯科医の窓や花は葉に
実直な歯医者は寡黙花は葉に
葉桜や愚直な無口冴ゆる技(わざ)
歯科の窓運動会の子等の声
横たふる歯科の足先走り梅雨 歯の治療いつまでつづく五月晴
(稲畑汀子)
この句の「いつまでつづく」は「歯の治療」と「五月晴」のどちらに係るのでしょうか?
「切れ」を何処に入れるか、解釈次第です。
ちなみに、芭蕉の俳句「海くれて鴨のこゑほのかに白し」についても、「ほのかに白し」に係るのは「海」なのか「鴨のこゑ」なのか、諸説があります。
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次の俳句は歯科医院で横たわりながら窓の風景を最近詠んだ拙句です。