季語が「若葉」・「柿若葉」の俳句をインターネット歳時記から思いつくままに下記に引用します。
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(若葉1)
高窓を一つ残して蔦若葉 (邑橋淑子)
地下鉄の3号出口蔦若葉 (中原幸子)
病院に母を置きざり夕若葉 (八木林之助)
鼓鳴る能樂堂の若葉かな (正岡子規)
水晶の念珠に映る若葉かな (川端茅舍)
日を散らす風の若葉となりにけり (稲畑汀子)
物干して午前六時の若葉かな (尾堂燁)
若葉して手のひらほどの山の寺 (夏目漱石)
退院は表口より若葉風 (松本文一郎)
をちこちに滝の音聞く若ばかな (蕪村)
若葉雨小樽運河の静もれり (上原光代)
犬抱いてリフトに乗りし若葉山 (吉田悦花)
せせらぎや青葉若葉の川湯かな (西田史郎)
若葉濃し日のあるうちの湯浴みかな (鈴木庸子)
(若葉15)
窓若葉新居に笑ひ声の満つ (田中藤穂)
若葉して光と影の賑はしき (飛高隆夫)
(柿若葉1)
・今朝生れし仔牛歩めり柿若葉 (田中蘇水)
(柿若葉2)
雨上がり光り見えたる柿若葉 (山本田津子)
柿若葉柿の葉鮨のために摘む (二瓶洋子)
(柿若葉4)
昼月や遠目にしるき柿若葉 (和田慈子)