コロナ禍の俳句鑑賞《流星》

     

(2023.2.25 更新)

ロシア軍のウクライナ侵攻によって、多大の犠牲者が生じていますので、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、紛争解決案を提言しました。

青色文字をクリック(タップ)して、梅東風や届け世界にこの思ひ血に染むなドニエプルてふ春の川を一読し、その思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。

     

海神の胸に飛び込み流れ星 

       (吉村玲子)

掲句は国際俳句協会第21回俳句大会現代俳句協会賞受賞句です。

   

「歳時記」(俳誌のサロン)からタイトルに相応しい俳句を抜粋・掲載させて頂きますが、掲句は新型コロナウイルス発生より数年前に詠まれた俳句であり、コロナとは全く関係ありません。

(例句の詳細やリンク記事は青色文字の季語などをクリック or タップしてご鑑賞下さい。)

  

流星1

流星や弟妹三人病得て  

        (中上照代)

  

流星2

星も旅したきときあり流れ星 

        (鷹羽狩行)

 

流星3

流星や遠く聞こゆる救急車  

        (永井恵子)

    

「575筆まか勢」から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細はここをクリック or タップしてご鑑賞下さい。

  

ふるさとももの傾きて流れ星

      (中村草田男)

 

流星のきらめき落つる地獄谷

      (水原秋櫻子)

 

大空の清艶にして流れ星  

      (高浜 虚子

 

流れ星蚊帳を刺すかに流れけり

       (金子兜太)

     

コロナ禍五輪の空や星流る

流星やパラリンピアン闘志燃ゆ

流星や昭和の五輪遠くなり

コロナてふ令和の敵や星流る

流星や宇宙の声に耳すませ

流星やコロナ変異の蔓延りて

流星や地球の未来如何ならむ

流星に思ひを馳せる八十路かな 

         (薫風士)

   

「平和の俳句」啓蒙月間について

8月19日は「俳句の日」とされています
正岡子規の命日は9月19日ですから、8月19日からの1か月を「平和の俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに伝統ある日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?

  
コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。
俳句は、個性を発揮する芸術の一つであり、好き好きです。

学校における俳句教育では、プレバト俳句のような一方的な査定・ランク付けはしないでほしいものです。

 
大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、8月15日の終戦記念日の俳句を特集しました。
俳句ブログ:終戦記念日 <「戦争と平和」特集>
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-452c.html
をご一読頂き、その思いをシェアして頂ければ嬉しいです。

  

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