昨日「まんぽ」をしていて、合歓の花が咲いているのに気付きました。「ネムノキ」は夜になると葉が合わさって閉じることから「夫婦円満」の象徴とされています。
夏至も過ぎ、梅雨の中休みで昼下がりには眠気を催し、昼寝をすことが多くなりました。
東京五輪開催まで後1か月を切りましたが、新型コロナウイルス変異株の感染拡大が高止まりから増大傾向にあり、心配なことです。
老いの身では如何ともしがたく、「まん歩」して俳句を口遊み、眠気を催せば昼寝をして、自然環境に恵まれたベッドタウンの自粛ならぬ自由気ままな健康管理をするばかりです。
薫風士の昼寝の俳句をご笑覧下さい。「昼寝」や「風死す」は夏の季語です。
何もかも昼寝したるか風死して
コロナ禍や自由気ままな昼寝せむ
昼寝してコロナに負けず大の字に
大の字に老躯広げて夏座敷
選手権五輪はテレビ昼寝しつ
我知らぬ永久の眠りへ昼寝して
上記の「永久の眠り」の俳句のように、茶寿も健やかに祝って永久の眠りにつくことが薫風士の理想ですが、この俳句の助詞を入れ替えて、次のとおり修正すると薫風士の辞世句か追悼句になるのではないでしょうか?
「歳時記(俳誌のサロン)」などの例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。青色文字(季語など)をクリック(タップ)して例句の詳細をご覧下さい。
(昼寝1)
昼寝より覚め一憂に戻りたる
(山田弘子)
(昼寝2)
天寿とは昼寝の覚めぬ御姿
(阿波野青畝)
(昼寝3)
腹を見せ木陰のパンダ大昼寝
(小林佐江子)
(昼寝4)
約束をころりと忘れ昼寝せり
(伊藤通友)
(昼寝5)
かみの毛のそよいでゐたる昼寝の子
(加藤みき)
(昼寝6)
山鳩のけだるく鳴けり昼寝覚
(北崎展江)
(昼寝7)
子どもらの歓声遠く昼寝かな
(波戸辺のばら)
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