俳句《簾・青簾・秋簾》


  

6月11日のNHK俳句の題「簾(すだれ)」(選者:山田佳乃)を視聴しながらこの記事を書きました。

表裏替えて通りへ古簾

       (川本泰助)

  

裏返し西窓覆ふ古簾

       (薫風士)

  

簾と言えば、子供の頃の故郷の家の夏の情景が目に浮かびますが、「俳句HAIKU」の記事「蝉の俳句を鑑賞しよう」に於いて触れた高浜虚子の次の句を思い出します。

  

黎明を思ひ軒端の秋簾見る

        (高浜虚子)

この句の「秋簾」は「あきす」と読んで、「5・7・5」のリズムにすると良いと思います

  

青簾

青簾畳の上で大の字に

                 (栢森敏子)

  

青すだれ路地裏の声つつぬけに

       (藤沢園枝)

  

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