俳句の鑑賞:「麗か・うらら・春うらら」

  

P.S. 2022.4.4 更新

ウクライナ紛争が速やかに解決され「麗かな春の空」が広がることを祈りつつ、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、紛争解決の提言記事を書きました。

青色文字をクリック(タップ)して、梅東風や届け世界にこの思ひ

血に染むなドニエプルてふ春の川をご覧下さい。

   

・ロシア軍退きて麗やドニエプル

・春うらら瀬音に高き子等の声

     

掲句を「客観写生だ」と言える日はいつ頃来るのでしょうか?

  

(以下、2021年3月の記事)

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(写真)

日本伝統俳句協会の3月の俳句カレンダー(一部分)です。

タップ・拡大して掲載句をご鑑賞下さい。

  

     

「麗か」は春の季語ですから、「春麗」という必要がありません。「巷に溢れて手垢のついた言葉『春うらら』を使った俳句はダメ句だ」という人もいますが、俳句は好き好きです

「春麗」という表現は、5-7-5のリズムを整えたり、その季節感を強調することが出来ます。「安易な表現」になりがちですが、「コロナ禍の鬱積を発散する句作」には好適ではないでしょうか?

    

コロナ禍の「緊急事態宣言」は、大阪・京都・兵庫・など6府県については3月1日から解除され、首都圏については3月22日から解除されました。

延々と1年越しに続くコロナ禍に新型コロナ変異ウイルス拡散の懸念もあるので「春うらら」とは言いかねますが、今日は春の陽気でもあり、俳句鑑賞に季語「麗か」を取り上げることにしました。

  

前座に、拙句を掲載させて頂きますが、「歳時記」や「575筆まか勢」の例句は青色文字の季語をタップして全てご覧になれます。

最後の写真は「カラー図説 日本大歳時記」と「合本 現代俳句歳時記」の「麗か」のページの一部分です。写真をタップすると季語の解説や例句を拡大してご覧になれます。

  

(薫風士の前座俳句)

麗かや緊急事態解除され

・コロナ禍の麗ならざる過密都市

・麗かや「花と緑」のニュータウン

   

日本の将来のためにコロナ禍の災いを転じて福となすべく、効率一辺倒の1極集中の首都圏の在り方を見直してほしいものです

  

(歳時記)

・逢ふたびに言葉の増える子春うらら 

           (大川冨美子)

    

・間をとりて付き合ひて居りうららけし  

            (長崎桂子)

 

・野に立てば自分の宇宙春うらら 

            (林和子)

  

・図書館の椅子心地よし春うらら 

            (山咲和雄)

   

・航跡をよぎる航跡うららけし 

            (内藤静)

   

(575筆まか勢)

うららかや女つれだつ嵯峨御室  

            (正岡子規)

  

うららかや猫にものいふ妻のこゑ

            (日野草城)

   

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