昨日(8月15日)は「終戦の日」でした。「終戦の日」には例年のごとくNHKスペッシャルなどを見ますが、ニュースで垣間見る北朝鮮の現状と戦前の孤立した日本の姿と重なる点があります。北朝鮮が愚かな戦争を始めないように米・韓・中・露の指導者に日本政府が働きかけることを願っています。
ところで、関西では猛暑が続きましたが、NHKニュースやYahoo!ニュースによると、東京などは8月1日から今日までの16日間に雨の降らなかった日が無いとのことです。天気予報によるとこの状態が20日頃まで続きそうで、長雨や集中豪雨など異常気象の影響が懸念されます。温暖化対策が促進されることを切に祈っています。
秋の雨を詠んだ俳句を歳時記から幾つか抜粋させて頂きます。
(青色文字の季語をクリックすると俳句の詳細がご覧になれます。)
(秋の雨)
・閉めぎはの店に花買ふ秋の雨 (岡本眸)
・石塔の梵字にたまる秋の雨 (柳堀喜久江)
・震度五に容赦なく降る秋の雨 (柴田美佐子)
・悔い残る一言なりし秋の雨 (両角平)
(秋雨)
・秋雨や煙る湖より舟の音 (小滝奈津江)
・秋雨や子規の臥せりし六畳間 (浜崎良彦)
・東京にだけ秋雨といふ予報 (稲畑汀子)
・秋雨の滲む新聞飲酒事故 (佐久間はるみ)
(秋時雨)
・秋時雨セーヌが街をつらぬけり (富沢敏子)
・ひつそりと商ふ米屋秋時雨 (竹山みや子)
・愚痴に慣れ夫はうとうと秋時雨 (木原今女)
・ワルシャワの人は美し秋時雨 (南北佳昭)
ちなみに、今日は「送り火」「大文字」の日です。俳誌のサロン「歳時記」の「送火」や「575筆まか勢」の「大文字」の俳句もご鑑賞下さい。