俳句《コスモス・秋桜》

 

先ず拙句(まんぽ俳句)を掲載します。
「秋桜」は、俳句の定型「5・7・5」のリズムを整えるために、「こすもす」か「あきざくら」と読みます。

 


秋桜や寒露の雨に蘇り
さ揺るるや秋桜の丈二米
コスモスや身をさ揺らせて蝶を呼ぶ
コスモスや折れても尚も蝶を呼び
秋桜や蝶がじゃれ付き密を吸ふ
三色のさ揺る秋桜虻留まる
白きには虻長居して蜜を吸ふ
手作りの庭の秋桜咲き乱れ
居間の窓今朝は大揺れ秋桜
コスモスの三色正し整へり
秋桜のさゆる吾庭の蝶の舞
次々と秋蝶舞ふや居間の窓
コスモスや虻蜂捕らず逃げもせず
コスモスや何かに刺され腕腫らし
コスモスや駄洒落俳句で目指すこと
コスモスや平和志向の句に遊ぶ

       (薫風士

    


20240929_114324冒頭の写真は、カラー図説日本大歳時記のコスモスの解説ページの一部分です。
写真をタップ拡大すると、例句と飯田隆太の解説をご覧になれます。

 

 

20240929_192851 この写真をタップ拡大すると、花の大歳時記のコスモスの例句をご覧になれます。



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写真をタップ拡大して、虻や蝶をご覧下さい。

 


今朝、庭に出ると、三色のコスモスに次々と虻が止まり、蜜を吸っていました。

虻は近づいても逃げないで白い花に長居しました。
昼過ぎには蝶も来てピンクの花に止まり、蜜を吸っていましたが、近づくと、すぐに逃げました。
最後の写真の右下辺りには、折れた枝の花に蝶が留まって居るのが見えます。
 

 

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに秋桜の例句を抜粋掲載させて頂きます。
例句の詳細は季語(青色文字)をクリック(タップ)してご覧下さい。

 

秋桜1
首細き少女のピアス秋桜
     (田下宮子)

 

秋桜2
倒れてもまだ咲き誇る秋桜
     (高木昌子)

 

秋ざくら
秋ざくら渾名で呼ばれ呼べる仲
     (岩田裕江)

 

コスモス1
コスモスと背丈きそいし子らの笑み
     (朝日千尺)

 

コスモス2
休耕田コスモス咲かせ町おこし
     (柿沼利男)

 

コスモス3
コスモスや鯖街道の番所跡
    (藤田京子)
   

 


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