愛犬の伏し跡著し霜の庭
掲句は、2022年10月23日、二十四節気の「霜降」(そうこう)に詠んだ拙句ですが、今年(2024年)の霜降は温暖化の異常気象のせいか、朝から生あったかい時雨が降り、夕方の買い物の帰りには汗ばみました。
「著し」は「しるし」と読んで下さい。
2018年に、二十四節気の「白露」の俳句を「愛犬を偲ぶ芝庭露光る」と詠みました。
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歳時記(俳誌のサロン)の「霜」の例句から、「犬」を詠んだ俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語)をタップしてリンク記事をご覧下さい。
(初霜)
はつ霜や犬の土かく爪の跡
(北鯤)
(霜1)
耳遠くなりたる犬よ今朝の霜
(松浦途子)
(霜3)
強霜や車道を犬のひた走る
(大森桂子)
(霜5)
民宿の犬の先導霜日和
(廣畑忠明)
(霜6)
息をせぬ犬の毛を梳く霜の朝
(岡田満壽美)
(霜7)
体当たりしてくる犬や月の霜
(山田六甲)
(霜8)
強霜の野に犬放つあかね雲
(白石正躬)
(霜9)
小屋深く犬うづくまる霜夜かな
(佐津のぼる)
(霜10)
霜の朝人ひく犬の息荒し
(松田多朗)
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