8月7日は立秋です。
「立秋」の俳句は、青色文字をクリックして、「歳時記(俳誌のサロン)」の例句ご覧下さい。
(写真)
(ロンパイ夫妻の鎌倉訪問の「俳写」の一部。)
「Beigian」とあるのは「Belgian」のミスタイプで、酷い誤訳になります。
俳句の英訳を紹介するサイトが最近増えており、知人がメールしてくれたような翻訳というよりデザイン性を高めた「俳写」と称する写真英語俳句などもあるようです。
ロシア侵攻によるウクライナ戦争に思いを馳せて元EU大統領ファン・ロンパイさんが詠んだ次の俳句と翻訳が、句友が知人からもらった新聞記事に、ありました。
新聞の写真をタップ拡大してご覧下さい。
Cannons thunder
while summer flourishes
The sun will win
砲音に太陽真上日の盛り
(星野高士訳)
俳句は様々な解釈が出来ます。 夏最中 轟く大砲 勝つ太陽 これまでに書いた記事は次の通りです。
星野さんの翻訳は伝統俳句的名訳でしょうが、その翻訳からロンパイさんの句に込めた思いを理解するのは難しいのではないでしょうか?
翻訳する場合は作者の意図を汲んで原句の意味を忠実に訳出する方が望ましいと思っています。
ロンパイさんはイソップ寓話「北風と太陽」を念頭に、「太陽が勝つ」という表現をしたのではないでしょうか?
上記の翻訳にはそのような原句のニュアンスが無いので、原句の句意を尊重して、次のように試訳しました。
さまざまなタイプの誤訳がありますので、誤訳に関する記事を特集しました。
青色文字のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。