・あやめ草足にむすばん草鞋の緒
(ayamegusa ashini-musuban waraji-no-o)
(A)
irises, it seems,
are blossoming on my feet;
sandals laced with blue
(B)
the sweet flag_
I will tie as a thong of straw sandals
at my feet
(A) は「575訳」ですが、「あやめ草」は「菖蒲」のことですから、「irises」(=花菖蒲)は誤訳です。
(B) は「奥の細道」の解説に基づく「Lovee訳」ですが、一応の試訳です。
「芭蕉俳句全集」の解説には、「あやめ草を葺く日の今日民家ではそれを軒にさしますが、旅に出ている私は加右衛門に貰った紺の染め緒を草鞋の緒に結びましょう。加右衛門に対する感謝の吟。」とあります。
「奥の細道朗読」によるとイメージ句としての創作とのことですが、実態のわからない俳句は文字面どおりに翻訳して、読者の解釈に委ねるしか仕方がありません。
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