俳句鑑賞《秋の雲・秋雲》

   

(2023.10.12更新)

_110657_110637_2ニュータウンも高齢化に伴い、街の新陳代謝が進んでいます。 

   

   

     

    

秋雲の阿吽の形まんぽ道

街角のユンボの響き天高し

秋水で留める埃や掘削機

虫すだくユンボの響き止みし暮

   

1013_084518

(写真)

親戚がくれたものです。

  

主が居なくなった古い家が取り壊されて、新しい家に若い世代の子供の声が聞こえるのは嬉しいことです。

  

名月や明るき窓に子等の声

  

   

(2021.9.6の記事)

 オリパラの競演果てて秋の雲  

  

掲句は薫風士のブログ用即興句です。

コロナ禍の自粛「無観客」のオリンピックは「祭典」と言う気にならず、「競演」にしました。

 

オリンピックの本来の精神を考えると、ボイコットをせず、参加することによって独裁国の選手と「共演・競演」することにより、民主主義の良さをPRする方が良いと思いますが、甘い考えでしょうか?

 

夏の季語「雲の峰」などを用いて「東京五輪2020」のメダリストを当てる俳句記事や秋の季語「初秋」や「爽やか」を用いて「東京パラリンピック2020」の選手へのエール記事を書きましたが、昨日(9月5日)閉幕し、今朝雨戸を開けると正に「秋の雲」が爽やかに広がっていました。

   

そこで、「歳時記(俳誌のサロン)」の「秋の雲」・「秋雲」から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

(例句の詳細やリンク記事は青色文字の季語などをクリック・タップしてご覧下さい。)

    

秋の雲1

秋の雲ヨツトのよぎる潮目かな 

        (大森美恵)

  

残照をとどめひとすぢ秋の雲 

        (鷹羽狩行)

 

秋の雲2

まだ何も釣れぬバケツに秋の雲 

       (長谷川守可)

  

点滴の窓のパノラマ秋の雲 

        (冨松寛子)

  

秋の雲3

高きへと吉野街道秋の雲  

        (森田節子)

  

室津まで行かうと思ふ秋の雲 

        (山田六甲)

   

秋雲

高原の秋雲とあり誕生日 

        (山田弘子)  

  

ここをクリック(タップ)すると、Google「画像検索結果」の無数の秋の雲の写真をご覧になれます。<提言>「平和の俳句」月間(「俳句の日」から「子規忌」をご覧下さい。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

コメント(7)