俳句鑑賞:「苺」「イチゴ」「いちご」

   

手作りの庭の味覚や苺採る

   

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掲句は庭の初物の赤い苺をナメクジに食われた無念さや手作りのケーキなどに苺を愛でたこと詠んだ薫風士の俳句です。

    

  

        

コロナ禍や苺の花に小さき夢

初物の赤き苺の裏は穴

大粒はナメクジ食みし庭苺

虫除けに小枝の支へ苺成る

手作りのケーキのトップ庭苺

今朝のパン狭庭の苺ジャムにして

    

「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から気の向くままに「苺」の俳句を抜粋掲載させて頂きます。

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歳時記」(俳誌のサロン

  

苺買ひ牛乳(ちち)忘れたる迂闊かな 

       (能村登四郎)

 

二坪の菜園孫とイチゴ狩り  

        (贄田俊之)

  

誰もゐぬ母の故郷蛇苺   

        (湯浅夏以)

   

諦めの悪き男がいちご食ふ 

        (秋千晴)

   

575筆まか勢

  

団欒は紅き苺をつぶすとき

       (五十嵐播水)

  

ただ苺つぶし食べあふそれでよし

        (中村汀女

  

和解とは苺ミルクを潰すのみ

        (河野多希女)

 

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冒頭の写真のように、つつじの枝を苺の支えにして、ナメクジに苺が食われないように工夫しました。

 

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