(2023.11.12 更新)
芭蕉の俳諧の世界・元禄文化もよいが、現代に生きる者としては現代の俳句を作り、平成文化・令和の平和をエンジョイしたいものです。
《除夜・除夜の鐘》をご覧下さい。
(P.S. 2022.12.8)
12月の8日や9日は何の日か、思い返してみませんか?
(青色文字のタイトルをクリックすると俳句や解説記事がご覧になれます。)
歳時記(俳誌のサロン)の「季語別俳句集12月」はここをクリックしてご覧になれます。
(2015.12.9の記事)
「光陰矢の如し」今年(2015年)も12月、「師走」「極月」です。
フランスに限らず、テロ対策で欧米は慌しい動きを見せています。
無事に年が暮れることを祈りつつ、平和の俳句を広めたいという思いで、このブログを書いています。
インターネットの歳時記の「師走」の冒頭の句を抜粋・掲載させて頂きます。
「師走1」
「師走2」
仕事場に泊り込みたる師走かな
「師走3」
「師走4」
市に入りてしばし心を師走かな
上記の虚子の俳句「女を見」について、「増殖する歳時記」において清水哲男氏が尤もな批評をしています。
「師走の特性を街にとらえて、実にユニーク。ユニークにして、かつ平凡なる詠み振り。でも、作ってみろと言われたら、たいていの人は作れまい。少なくとも私には、逆立ちしても無理である。最大の讃め言葉としては、「偉大なる凡句」とでも言うしかないような気がする」
「12月8日」を詠んだ句が沢山ありますが、太平洋戦争を想起させる俳句が殆ど無いのは、戦争を知らぬ世代の句が多くなったということでしょうか。
一部を次に抜粋・掲載させて頂きます。
十二月八日起立する肢が見ゆ
(高島茂)
十二月八日と気づく朝かな
(稲畑汀子)
十二月八日戦争を知らぬ子と
(小林のり人)
十二月八日の海を見てゐたり
(石田きよし)
十二月八日の夜の長湯かな
(青山丈)
十二月八日の兄弟喧嘩かな
(土井田晩聖)
十二月八日を言ひて疎まるる
(森田尚宏)
十二月八日うつすらと覚えてゐる
(竹内弘子)
「俳誌のサロン」というサイトには「歳時記」も掲載されているので、上記の「師走」や「12月」などに限らず、「数へ日」「年の暮」「年惜しむ」「年用意」など季語別に無数の俳句を見ることが出来ます。また、色々な俳誌の「触り」の部分などを見ることが出来、俳句愛好者には便利なサイトです。
正岡子規の「師走」の俳句を検索したところ、「WebM旅」というサイト「子規俳句 季語・季題検索 冬 時候 師走」に、「いそがしく時計の動く師走哉」など沢山の句がリストされていました。
「芭蕉俳句全集(季題別)」には次の句があります。
最後に拙句を掲載します。
朝刊の折り込みの嵩師走かな
平和を維持するための思いを綴った「政治談議」なども、お暇があれば、ご覧下さい。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。