「初詣」の俳句
今日は大晦日です。英国のEU離脱決定やトランプ次期米国大統領の選出など、今年は「まさかと思ったこと・思いがけないこと」が次々に起こりました。除夜の鐘を聞きながら今年の出来事を振り返り、新年への期待と不安を感じつつ、初詣に出かける方も多いと思います。
そこで、「チュヌの便り」の今年最後のブログは「初詣」の俳句をとりあげました。
・多事多難さるとり騒ぐ初詣
・ままならぬことと知りつつ初詣
・砂利音に心を清め初詣
・初詣くちげんかして清々と
・初詣じじいに笑みし幼孫
上記はチュヌの主人(さとし)の初詣の即興句です。冒頭に拙句を掲載したのは、「俳句は誰でも気軽に楽しめるものだ」ということを多くの人々に知って貰い、俳句人口を増やし、「俳句」の世界文化遺産登録への草の根運動のささやかな一助にしたいというチュヌの主人の切なる思いからです。「俳句を楽しもう!」をご覧下さい。
(青色文字(「初詣」など)をクリックするとウイキペディアの解説やインターネット歳時記「初詣」の例句の詳細をご覧になれます。「初詣」の俳句は全部で650句ほど掲載されています。)
「初詣1」
・玉砂利のやすみなき音初詣 (保坂加津夫)
「初詣2」
・身長を比べ合うてる初詣 (竹内紫翠)
「初詣3」
・株高値賽銭弾む初詣 (黒沢宮雄)
「初詣4」
・三世代七人揃ひ初詣 (大橋晄)
「初詣5」
・夫逝きてたったひとりの初詣 (辻香秀)
「初詣6」