一茶忌 十句《俳句とAI》

  

AIに潜むリスクや一茶の忌

  

一茶忌や考え過ぎて感にぶり

  

一茶忌やとりもつ縁はAIぞ

  

AIを使ひこなさむ一茶の忌

  

一茶忌や一茶の心我が心

 

AIを使ひこなすや一茶の忌

 

AIに負けじと苦吟一茶の忌

 

一茶忌や俳句の道は果てしなく

 

一茶忌や平和への句をひたむきに

 

一茶忌や命の限り句を口に

       薫風士

   

最近、生成AI(せいせいエイアイ)ChatGPTを利用した「AI一茶くん」等がありますが、俳句は人が詠んでこそ意味があり、価値があると思います。

    

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AI(エイアイ)には感情が無くて愛が有りませんが、人間には感性があり、愛があります。

   

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠でしょう。

      

AIは既存のデ-タを集めても、倫理観が無く、そのデ-タを哲学的に活用することは出来ず、真の創造性や芸術性が有りません。

  

人間の感性を活かして、AIを活用すると良いでしょうが、それが出来るだけの作句力や鑑賞力を身につけることが先決だと思っています。

    

秋の一茶記念館吟行 (俳句の英訳と写真)」や「初夢の俳句」をご覧下さい。

  

歳時記(俳誌のサロン)から一茶忌の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字の季語をタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

一茶忌の信濃は雪となりにけり

     (近藤幸三郎)

 

合席の赤子をあやし一茶の忌

     (櫨木優子)

 

物忘れするもめでたし一茶の忌

     (稲畑汀子)

  

一茶忌は11月19日です。

小林一茶(1763年6月15~1828年1月5日)の解説と代表句は、下記の政府広報オンライン記事にあります。

 

小林一茶:弱い者に寄り添う俳人」(日本語)か、英語の「Kobayashi Issa: A Haiku Poet Who Empathized with the Weak」をご覧下さい。

   

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