写真をタップ拡大して様々な金木犀の態様をご覧の上、疑似吟行をエンジョイして頂けると幸いです。
歳時記(俳誌のサロン)の例句の後に、写真に対応した拙句(まんぽ俳句)を掲載します。ご笑覧下さい。
俳誌のサロンの歳時記から気の向くままに「木犀・金木犀・銀木犀」の例句を抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字の季語をクリック(タップ)して、ご覧下さい。
木犀1
木犀に人を思ひて徘徊す
(尾崎放哉)
木犀2
町の名となりし木犀香を放つ
(梶井和呼)
木犀3
家絶えし木犀大樹香を放つ
(上崎暮潮)
木犀4
雨あとの木犀かをる美術館
(堺昌子)
金木犀1
これといふ庭なき家に金木犀
(松崎鉄之介)
金木犀2
抜け路地は昭和の匂ひ金木犀
(佐渡谷秀一)
山麓の百年の家銀木犀
(坪内稔典)
最後に拙句(まんぽ俳句)をご笑覧下さい。
金木犀両隣にも真向ひも
厨窓開ければ香る金木犀
大小の金木犀やまんぽ道
小さき黄の更地に飛び來金木犀
金木犀垣根に黄の香ちりばめて
そよ風に吾を包みし木犀香
木犀の香りを纏ひ帰宅かな
(薫風士)
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