俳句《金魚・金魚掬い》

 

待合室主の人柄金魚にも
白色も仲間外れの無き金魚

         (薫風士

 

23213 221129 新型コロナウイルスのワクチン接種(5回目)を受けた内科医院の待合室に金魚が飼われていたので、写真を撮り、このブログを書きました。
電力消費を考慮して、夏は熱帯魚にし、冬は金魚にしているそうです。

 

歳時記(俳誌のサロン)から、気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語)をタップしてご覧下さい。

 

金魚1
金魚にも仲間外れのある如く
        (稲畑汀子)

 

金魚2
金魚屋の自慢話は子だくさん
        (菊地嘉江)

 

金魚3
末の子の今の悲しみ金魚の死
        (上野泰
 

 

金魚4
忘られし駄金魚一尾冬に入る
        (小倉正穂)

 

金魚5
金魚飼ふ竜宮城を設へて
        (津川かほる)

 

金魚掬
哀しくて金魚掬ひの輪に入りぬ
        (坊城俊樹)

 

埒もなく金魚掬へり八月尽
        (宇治重郎)

 

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