俳句の鑑賞《雷・いかづち・霹靂神》

    

ごみ収集日」の塵を出しに門を出ると、大きな「雷」の音が轟き、雨が降り始めました。

雷は夏の季語です。「春雷」や「遠雷」の記事や、「冬の雷」に因んで書いた不意打ちのオミクロン株冬の雷(冬の俳句特集)」を青色文字をクリック(タップ)し、ご覧下さい。

  

・温暖化憂ふ大雨霹靂神

        (薫風士)

「霹靂神」は「はたたがみ」と読み、「激しい雷」のことです。

   

「雷」の俳句を「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語等)をクリック(タップ)してご鑑賞下さい。

   

 雷1

・雷に小屋は焼れて瓜の花   

           (蕪村)

 

・遠雷やバックミラーに救急車 

         (米須あや子)

   

雷2

・雷鳴のまじりてをりぬ長電話 

         (久保木千代子)

 

・雷に負けず劣らず泣く赤子 

         (市川伊團次)

   

雷3

・うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間

         (西東三鬼) 

 

・忽ちに一山を消す大雷雨 

         (岩渕彰)

  

雷4

・戰争終わりただ雷鳴の日なりけり 

        (中村草田男)

 

・気に掛る医師の黙考梅雨の雷 

        (辰巳比呂史)

  

雷5

・夜の雷雨砲車に光りては消ゆる

        (長谷川素逝)

 

・雷一過しんかんとして町の中

        (片野美代子)

  

雷6

・遠雷におびえる猫とにらめっこ

         (松本アイ)

 

・日雷フライト前の緊張感 

        (前川ユキ子)

  

雷7

・豪快な雷雨の後の涼しさよ 

         (小峯雅子)

 

・居酒屋の盛り塩流す雷雨かな

         (萩原渓人)

  

雷8

・雷光に浮び出でたる遭難碑

         (森脇貞子)

 

・遠雷や土蔵の屋根の鬼瓦 

         (久世孝雄)

  

雷9

・炎帝と雷神競ふ大都会 

         (江草礼)

 

・雷神の咆哮メトロの地上駅

        (金田けいし)

   

雷10

・雷鳴も仲間に加へ笑ひヨガ

         (布川孝子)

 

・雷雨来て鹿天平の簷の下 

         (狭川青史)

  

雷11

・雷鳴の響きに負けて電話切る 

         (井上正子)

 

・番組を中断雷雨注意報 

         (瀬島洒望)

 

575筆まか勢

・いかづちの去りて和解の口火切り 

         (木下勝実)

 

・秋雲をころがる音や小いかづち 

         (飯田蛇笏)

   

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