俳句《朝霧・霧・冬霧》

    

(2023.12.13 更新)

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朝霧に子等と体操日を仰ぎ

冬霧の丹波の一日仲良しと

     薫風士  

  

俳誌のサロンの歳時記から霧を詠んだ俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

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朝霧1

朝霧に浮く宮島の鳥居かな

     (朝妻力)

  

朝霧2

朝霧のトマトは愛子桃太郎

       (徳田千鶴)

  

霧1

夜の霧の深きことのみ云ひ別れ   

    (本橋愛子)

   

霧2

那智谷の霧吹上ぐる瀧見台 

    (藤谷紫映)

   

霧3

霧晴れて指呼に見えたる槍ヶ岳 

    (伯井茂)

  

霧4

霧切れて山小舎近し星鴉 

   (伊藤いな栄)

   

霧5

遠く鳴くいかるの声も霧の中 

    (小島三恵)

  

霧6

吹かける霧にむせけり馬の上 

      (一茶

   

霧7

吉野川覆ひ隠して霧流る 

    (鈴木蕗子)

  

霧8

霧茫々現はれ消ゆる牛の貌 

   (長谷川史郊

  

霧9

峻嶮を駈けたる霧の早さかな 

    (桑田青虎)

  

霧10

人声の遠くに霧のかくれ里 

   (長沼三津夫)

  

霧11

来て見れば霧の摩周湖視界零

     (筏愛子)

  

霧12

ミュージカルはねて大都の霧を吸ふ

    (泉田秋硯)

  

霧13

海峡に汽笛往き交ふ霧月夜 

    (石本秋翠)

  

霧14

丹波路は海の底めく霧の朝 

   (倉橋あつ子)

  

霧15

霧霽れてスカイツリーの伸び上がる 

   (稲畑廣太郎

 

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