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「(冬の俳句特集)不意打ちのオミクロン株冬の雷」 をご一読下さい。
歳時記(俳誌のサロン)「初時雨」の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
(初時雨1)
初時雨仮住ひまだ解けぬまゝ
(松本松魚)
(坂本俊子)
(初時雨2)
さいはては雪と聞く夜の初時雨
(長谷川春)
初しぐれ赤い首輪の迷ひ犬
(藤井智恵子)
(初時雨3)
初しぐれ煮込みうどんの昼餉とす
(大野ツネ子)
病院に着きて安堵の初時雨
(平島利男)
(初時雨4)
病癒えし夫に寄り添ひ初時雨
(堀田清江)
句碑訪ひて巡る余呉湖や初しぐれ
(大橋淳一)
(初時雨5)
入館の列のしんがり初しぐれ
(門伝史会)
モネの池通りすぎたる初しぐれ
(中谷富子)
歳時記の「時雨」から「片時雨」の句を抜粋させて頂きます。
(時雨1)
参拝は急ぎなされと片時雨
(佐藤康子)
(時雨2)
水面から雨の降り出す片時雨
(丸山敏幸)
(時雨3)
旅果に逢ふ嵯峨野路の片時雨
(佐藤よしい)
(時雨4)
軒を借る西行堂の片時雨
(堀田恵美子)
(時雨5)
天平の鴟尾をけぶらせ片時雨
(荻原八重子)
(注)「時雨5」(2015年5月30日 作成)の掲句にある「鴎尾」は「鴟尾」の文字化けと解釈して訂正・引用しています。
最後に拙句を掲載させて頂きます。
幼いふ京都らしいと古都時雨
目覚めれば音のかそけき初時雨
有馬路やフロントガラス片時雨
(薫風士)
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