夏場所や怪我で全滅上位陣
(薫風士)
春場所で優勝した尊富士の活躍を期待していましたが、残念ながら怪我で夏場所は休場です。
体重依存の力士が増えて怪我が多くなり、休場力士が多くて、大相撲がつまらなくなっています。
怪我を少なくするには、例えば、土俵の高さを一段低くし、その分審判席や呼び出し待ちの力士の席を掘り下げるなど、土俵の改善をすると良い、と思います。
これだけ怪我が多いのに、一方的に力士の稽古不足や精神力不足と決めつけるのは、一種のパワハラと言えるのではないでしょうか?
関係者には時代の変化に合った改善策を推進して欲しいものですが、相撲ファンの方々がこの提言に賛同して、声を上げてくれることを願っています。
2023年の九州場所は、好調の大関霧島が不調の大関貴景勝に勝ち、優勝しました。
(P.S.2022.3.27)
春場所の若隆景に客沸きて
春爛漫初優勝の決定戦
新関脇賜杯を腕に花の道
花の道錦を飾り福島へ
(写真)NHK-TV画面の一部分
TVで春場所を視聴しながらも平和な日本の有難さを噛みしめ、ウクライナに思いを馳せ、プーチン大統領や世界の指導者が賢明な決断をしてくれることを切望して、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠んだ記事を読んで頂きたく、この P.S.を追加しました。
青色文字をクリック(タップ)して、「血に染むなドニエプルてふ春の川」をご覧下さい。
(2017.9.25)
2017年の大相撲9月場所は3横綱(白鳳・鶴竜・稀勢の里)が休場という異常な状態でスタートしましたが、今日の「千秋楽」で日馬富士が豪栄道との直接対決と優勝決定戦に連勝して、7場所ぶりに9回目の優勝を果たしました。
「相撲(すもう)」・「角力(すもう)」は秋の季語ですが、「相撲取」・「力士」を意味することもあります。
正岡子規は野球好きでしたが相撲も好きでした。そこで、正岡子規の俳句など、「筆まか勢」から気の向くままに相撲の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。
(青色文字をクリックして解説記事や俳句の詳細をご覧下さい。)
(正岡子規の7句)
わづらふと聞けばあはれや角力取
大關ト大關ト組ム角力カナ
四つに組んで贔屓の多き角力かな
天高し角力の大鼓鳴り渡る
相撲取小さき妻を持ちてけり
幾秋ヲ負ケテ老イヌル角力カナ
豐年や月明かに宮角力
(子規以後の俳人)
相撲取おとがひ長く老いにけり
(村上鬼城)
貧にして孝なる相撲負けにけり
(高浜虚子)
初場所や髪まだ伸びぬ勝角力
(水原秋櫻子)
角力いまはねし賑ひ今日の月
(久保田万太郎)
太腹に寄りきられたる負相撲
(阿波野青畝)
一波乱相撲秋場所上位陣
(高澤良一)
持ちまえのがむしゃらが出て負相撲
(高澤良一)
(江戸時代の俳句)
月のみか雨に相撲もなかりけり
(松尾芭蕉)
むかし聞け秩父殿さへ相撲とり
(松尾芭蕉)
負まじき角力を寝ものがたり哉
(与謝蕪村)
負角力其子の親も見て居るか
小林一茶)
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