西宮在住の前川淳氏の川柳を7句掲載させて頂きます。
最近は詩性川柳など俳句と川柳の境界が曖昧になってきていますが、同氏の今回の投句にもその傾向が窺えます。
野仏がひっそりと立つ炎天下
ほどほどの暮らし平和な水の音
自分史のところどころにシミがある
傷心のほころび縫ってくれた星
公園にたむろするレイオフの群れ
素知らぬ顔で光陰が滑り去る
重箱の隅に潜んでいるヒント
西宮在住の前川淳氏の川柳を7句掲載させて頂きます。
最近は詩性川柳など俳句と川柳の境界が曖昧になってきていますが、同氏の今回の投句にもその傾向が窺えます。
野仏がひっそりと立つ炎天下
ほどほどの暮らし平和な水の音
自分史のところどころにシミがある
傷心のほころび縫ってくれた星
公園にたむろするレイオフの群れ
素知らぬ顔で光陰が滑り去る
重箱の隅に潜んでいるヒント