(2024.2.7 更新)
2月7日は「北方領土の日」です。
ロシアのプーチン大統領は国際条約を破り、日本の北方領土になし崩しでロシア住民を移住させています。
この事態を放置すると、ロシアの住民を保護するという口実で軍事侵攻を推し進め日本の領有権を略奪する恐れがあります。
日本をの平和を維持するためには、共産主義専制国家が付け入る隙を生じないように、自由主義圏との連携を堅持しつつロシアとの平和交渉を粘り強く推進しなければなりません。
そのために、全ての政治家が公明正大なクリーンな政治を大局的見地で推進してくれることを切望しています。
「戦争と平和(俳句と川柳:終戦記念日特集)」をご覧下さい。
春浅し命の限り句を口に
建国日思ひを新た己が役
日の丸が民家の門に建国日
(薫風士)
某俳句会で次の俳句が投句され、様々な意見が出て俳句談義が盛り上がりました。
旗日とふ日本語ありき建国日
作者は「旗日」は死語になっていると考えてこの俳句を作っています。
「旗日」は現在も使われているという某氏からは、「『旗日とふ佳き日本語や建国日』に修正した方が良いのではないか」との提案がありました。
しかし、作者は提案された修正案は気に入らないようでした。
いずれにせよ、俳句は好き好きです。
日章旗に対する思いも各人各様でしょう。
遊歩道の草取りや掃除を日課の如くしておられる殊勝な主の家の門には、旗日に必ず国旗が掲げてあり、感心しながら散歩をしています。
ちなみに、「とふ」とは「問う」という意味の旧仮名使いの場合もありますが、上記の俳句の場合は、「という」の古語です。
「河豚を福てふ故郷へ子と孫と」という投句もありました。この「てふ」の用法についても質問が出ましたが、この「てふ」は「という」意味で「とふ」よりもよく用いられる古語です。この句は「河豚を福と呼称している故郷へ子と孫と訪ねた」ことを詠んだものでしょう。「河豚を福てふ」という語句、すなわち、「河豚を福という」意味の語句全体が「故郷」を修飾していると理解すべきでしょう。なお、「河豚」(ふぐ)は冬の季語です。
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インターネットの歳時記には、「建国記念の日」の俳句は130句あります。
「懐妊の会見をせり建国日」(竹内弘子)が冒頭にありますが、この句は作者ご自身のことを詠んだのでしょうか?
「をせり」という表現の妥当性に疑問を感じます。
「建国記念の日」は戦前は「紀元節」と言っていました。
梅正に綻びそむる紀元節
(正岡子規)
歳時記に「紀元節」の俳句は30句ほど掲載されています。
旗日とやわが家に旗も父もなし
(池田澄子)
この俳句について、「増殖する俳句歳時記」の清水哲男氏の句評には「もはや死語の感のある旗日」とあります。
「旗日」という言葉は死語になっていなくても「老人語」とみなされるでしょう。祭日に国旗を掲げる家は戦後めったに見かけなくなりました。
2月11日を建国記念日とすることは歴史的事実としての根拠がなく古事記などの神話に基づいていることを認識して、日本の歴史や未来に思いをはせ、日本の平和を守る努力をすることが大切でしょう。
人々が「究極のLOVE」(Ultimate LOVE)を実践し、平和憲法の堅持により日章旗が平和国家日本のシンボルとして内外の人々に広く受け入れられる日が来ることを祈っています。
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