満願寺吟行 (平成24年6月)

平成24年6月の満願寺吟行の俳句を披露します。

 

・秘仏守る観音堂の五月闇       

        (文子)

  

・椎咲いて清和源氏の杜膨る     

        (順子)

  

・毘沙門の鼻は父似や青葉騒      

        (眞知子)

 

・額づけばふと師の声か青葉雨     

        (美娜)

 

・万緑や金時茶屋の紅暖簾       

        (迪夫)

 

・走り根につまづき登る木下闇     

        (かず)

  

・切通し抜けて師の墓若葉風      

        (知子)

  

・夏落葉みつまた松葉拾いけり     

        (栄治)

  

・師の墓を訪へば乱舞の夏燕      

        (昭夫)

  

・金時の墓の石の扉苔茂る       

        (寧伸)

  

・万緑や甍鎮めし満願寺        

        (律子) 

 

・にょきにょきと篠の子生まる雨後の庭 

        (美津子)

    

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