(mizuumi-ya atsusa-o-oshimu kumo-no-mine)
(A)
high over the lake
missing the heat of summer,
soaring peaks of cloud
(B)
the lake_
missing the summer heat,
the soaring peaks of cloud
(A) は575訳、(B)はLovee訳です。(A) は「high over」を追加し英詩的に巧みな翻訳をしていますが、芭蕉の句意とは異なります。(B)は音節よりも原句の言葉・句意を尊重し、原句の切れ字「や」をダッシュ記号で表現して、俳句らしく簡潔に翻訳しています。
冒頭の青色文字(「湖や・・・」)をクリックすると、掲句について「笈日記」の解説記事で句意を確認できます。
この俳句の「惜しむ」の主体は何でしょうか?
「惜しむ」は「雲の峰」を修飾していると解釈するのが自然でしょうが、芭蕉は「雲の峰が暑さを惜しんでいる」と感じてこの俳句を作ったのだと思います。
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