(2024.3.7 更新)
注目を集める為なのか、レッテル張りをして喧伝する政治家や評論家がいますが、劣情に訴える煽動政治家が蔓延ることを懸念しています。
掲題の俳句「八月の思ひ格別皇居前」は2014年(平成26年)8月23日に開催された花鳥六百号記念俳句大会(日比谷公園・皇居周辺吟行)における薫風士(チュヌの主人)の入選句です。
(青色の文字をクリックすると俳句の詳細や解説などをご覧になれます。)
「季語別俳句8月」(歳時記)を見ると、無数の季語と俳句があります。
「八月」の句は600句ほどあり、冒頭には「聲に出て確める遺書八月來る (高島茂)(暖流)」が掲載されています。
「原爆忌」・「原爆の日」の俳句は400句余りあり、トップページには、「原爆の日の洗面に顔浸けて」 (平畑静塔)や「戦争を知らぬ子ばかり原爆忌(稲畑汀子)などが掲載されています。
「敗戦」の俳句は約320句あり、冒頭には「敗戰日妻子入れむと風呂洗ふ」(秋元不死男)が掲載され、「終戦」の俳句は430句余りあり、冒頭には「馬兵に終戰の日は暑かりし」(角川源義)があります。
「敗戦」の句よりも「終戦」の句が多いのは、「戦争は金輪際終わりにしたい。戦争は繰り返してはならない。」という庶民の思いの表れではないか?
「『敗戦』を『終戦』というのはまやかしである」とか、「戦争は負けたから悪いのだ。勝てば官軍だ。」というナショナリストもいる。そういう人が憲法改正(実態は改悪)を推進ししようとしている。
自分の考えに同調しなければ、「無責任だ」とか「売国奴」などとレッテル貼りをする煽動的政治家に振り回されてはならない。
「ウソがつけない奴は弁護士や政治家になれない」と某氏が放言している。それには一面の真理があるが、国民は嘘をつかない真面な政治家に政治を付託するようにしなければならない。
日ごろから政治家の発言に関心を持ち、一人一人が一歩踏み込んでよく考え、選挙の際には、自分の良心に基づき投票したいものである。
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