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2016年5月

2016年5月29日 (日)

バラ・ばら・薔薇 《俳句と写真・特集》

         

(P.S. 2022.6.6)

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赤いバラは根付きが悪くて弱いのか、土の手入れが下手なのか、数年前に買った年に咲いたきり、咲きませんでした。

今年は一輪咲いて喜んでいますが、雨滴の重さに耐えかねているようです。

  

大薔薇の赤き一輪雨に耐へ

  

関東甲信地方は今日梅雨入りしました

  

(P.S. 2022.5.21)

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう  

俳句《椎の花》(綾部バラ園吟行の俳句と写真)

をご覧下さい。

  

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5フラワータウンの高木邸のバラの庭で開催される恒例のチャリティ・オープンガーデン・ミニコンサートは、今年もコロナ禍の緊急事態宣言の実施により、昨年に引き続き開催されず、梅雨入り前の吟行日和を神戸市の須磨離宮公園のバラ園でエンジョイしました。

須磨離宮公園・バラと噴水(吟行の俳句と写真)」をご覧下さい。

(青色文字をクリックすると俳句の詳細や写真などをご覧になれます。)

   

(下記の2句は2016年のコンサートの紹介を兼ねて詠んだ拙句です。演奏や庭の写真など詳細に興味のある方はココをクリックしてご覧下さい。)

  

マリンバピアノデュオバラの庭 

  

ポップスに手拍子弾むバラの庭 

   

薔薇の俳句と写真をインターネットで検索すると、歳時記の「バラ」の俳句は「雨宿りしてしばらくはバラの前(山口青邨)」など84あるが、現代俳句が多い。

伝統俳句はカタカナより漢字を好む傾向があり、「薔薇」を用いた俳句は1,200句余り掲載されている。

歳時記(俳誌のサロン)の「薔薇」の冒頭の俳句など、例句を抜粋させて頂きます。詳細は青色文字の季語をタップしてご覧下さい。

  

薔薇(1

寫眞の中四五間奥に薔薇と乙女 

        (中村草田男)

この句の鑑賞には「増殖する歳時記」の清水哲男氏の句評が参考になる。 

  

薔薇(2

薔薇の香の紛々として眠られず 

         (正岡子規

    

薔薇(3

手の薔薇に蜂来れば我王の如し 

        (中村草田男

      

薔薇(4

咲き切つて薔薇の容を越えけるも 

        (中村草田男)

   

薔薇(5

瞑るは見ることのため薔薇の花 

        (秋山牧車)

 

薔薇(6

薔薇買って帰れば何か言はれさう 

         (山口俊平)

  

薔薇(7

薔薇熟れて空は茜の濃かりけり 

         (山口誓子)

   

575筆まか勢

薔薇園の薔薇よりも濃き夕茜  

       (深見けん二) 

  

薔薇ちるやいちごくひたき八ツ下り

         (正岡子規

コトバンクによると、「八つ下がり」は「八つ過ぎ」、すなわち、「午前2時、または午後2時を過ぎること。また、その時分。」であるが、「古くなって色などがさめること。また、そのもの。」の意味もある。)

   

薔薇ちるや天似孫(テニソン)の詩見厭(あき)たり

         (夏目漱石

    

薔薇に付け還暦の鼻うごめかす

         (西東三鬼

   

己れ刺あること知りて花さうび

         (高浜虚子

   

薔薇匂ふはじめての夜のしらみつゝ

         (日野草城

    

薔薇園一夫多妻の場を思ふ    

         (飯田蛇笏

    

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チャリティオープンガーデン・ミニコンサート

       

今年も(2016.5.22)にフラワータウン・弥生が丘の高木邸のバラの庭で恒例のチャリティ・オープンガーデン・ミニコンサートが開催された。

午前の部は「マリンバ&ピアノ」で高木理子さんと藤本幸さんの演奏、午後の部は「シャンソンポップス」で、太田千佳子さんのピアノ伴奏で上野みどりさんのボーカルである。

三田グリーンネットのPR効果なのか、今年は台湾からの団体観光客も来ていた。

   

・マリンバの音にバラの香の裏通り (薫風士)

・シャンソンに頭頭の諾ひバラの庭 (薫風士)

   

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2016年5月15日 (日)

先輩の川柳(2016.5.15)

         

久しぶりに投稿して頂いた先輩(前川淳氏)の川柳を掲載させて頂きます

   

都会の泥に泳ぎあぐねているどじょう

背信の森で仏とすれ違う

不即不離 黄金則で生きている

どんぐりの列が突然乱れだす

人間と共存したくない地球

落日に向かって自問自答する

縦横に伸びている母の配線

究極の卒業式は葬だろう

    

「背信」の句: 社会やある特定の人に対し人は裏切り/背信と思えることを行って悩んでいる、そこへ慈悲深い仏(自分を良く理解している親友でもよい)とすれ違いまたは出くわし何らかの救いや安堵を得ることがある。

「どんぐり」の句: どんぐりの背比べと言われるように最初は誰も一列(同列)に並んでいた。ところが競争が始まるとある時または時の経過とともに誰か(複数)が急に能力的にぬきんでて列が乱れだすことがある。

「縦横」の句: 母親というものは特にわが子に対し目配り・気配り(配線)をして献身的に世話をするもので有難い存在である。

   

上記は作者に補足説明をして頂いたものをアレンジしたものです。

先輩の川柳(通読版)もココをクリックしてご覧下さい。

チュヌの主人は現役時代は東京や大阪のみならずニューヨークの生活も当然のこととしていましたが、退職した現在は大都会に住む気になれません。大地震や津波に原発事故まで被災された福島などの方がたや熊本の度重なる大地震に被災された方々や関係者のご苦労に思いを馳せて胸を痛めています。東京などの大都会で大地震が起こったらどうなるだろうか、と心配しながら大災害や人災の起こらないことを祈るばかりです。

政治家や企業の不祥事が相変わらず起こっていますが、「究極のLOVE」を実践する人々が多くなることを祈っています。

青色文字をクリックして「究極のLOVE」を実践しよう!」や「『俳句は楽しい』 句に興じ茶寿も祝ぎたし新茶汲む」をご覧下さい。 

   

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